「ザ★ゴリラ7」も大詰めとなってきました。第17話は「許せぬ奴らに花一輪」(吉川一義監督、曽田博久脚本)である。人を戦わせて死に至らしめて大金を賭けあう異常な人間たちと、その裏に潜む企みをゴリラ7が暴く。

 

資産家役の今井健二と執事役の高木均、自称実業家の黒部進が中心になってストーリーが展開する。

 

ムーミンパパの声で知られる高木均のとぼけた演技が見どころ。

 

紅一点は、東映やくざ映画などで活躍した工藤明子。このとき31歳だから、昔の俳優さんは年齢の割に落ち着いている。

 

第18話は「明日なき殺人ジャガー」(田中秀夫監督、江連卓脚本)である。姿なき暗殺者に次々と襲われる大物の政界財界人たち。死の予告を受けゴリラ7にガードを依頼してきた男に北原義郎。

 

暗殺者を演じたのは、岸田森。吸血鬼のような黒マント姿で登場して実に不気味だ。

 

このほかの出演者に、近藤宏、三谷昇ら。

 

第19話は、「南国宝さがし大作戦」(野田幸男監督、高久進脚本)である。鹿児島の実家でミチ(志穂美悦子)は先祖(本人が演じている)が黄金を埋蔵した夢を見た後に、そのありかを記した古い地図を見つける。

 

ゴリラ7たちを翻弄する老女役に小林トシエ、刑事役の日尾孝司は本シリーズの技斗(殺陣)も担当しているようだ。

 

このほか、曽根晴美、山本昌平、潮健志、杉義一ら。

 

鹿児島ロケということで、最後は桜島をバックにアクションが繰り広げられる。

 

第20話は「波止場に立つ女」(吉川一義監督、曽田博久脚本)である。殺し屋に狙われる女に堀越陽子。これも懐かしい女優さんだな。

 

悪役の1人に江見俊太郎。

 

このほか、小林千枝、潮健志、杉義一、武藤英司など。