今日ご紹介するのは、「アパッチ族の最後」(1949年、Ambush)である。「打撃王」、「誰が為に鐘は鳴る」のサム・ウッド監督の遺作となった。とはいえ、遺作が必ずしも記憶に残る作品とは限らない。

 

金鉱を探していた主人公(ロバート・テイラー、写真左)は、守備隊の隊長(レオン・エイムス、写真右)にアパッチ族に姉を連れ去られた女性を紹介され、彼女の姉を奪い返すための道案内を頼まれる。

 

私のブログでは「最後の無法者」、「荒原の疾走」で登場するロバート・テイラーは、この二作は結構渋いんだけど、本作は今一つ。

 

ジョン・ホディアク  (写真右)と登場するのがアパッチに姉を連れ去られたアン(アーレン・ダール)だ。

 

アーレン・ダールは、「地底探検」では色っぽかったなぁ。

 

「雨に唄えば」のジーン・ヘイゲンが陰のある暗い役柄を演じてヒロインよりある意味、存在感があった。

 

アパッチの待ち伏せシーンなどアクションシーンもなぜか盛り上がらないまま、印象の薄い一作となった。