今日ご紹介するのは、陳誌華と金鎮泰監督の1979年作品、「蛇鶴八拳」(蛇鶴八步、Snake and Crane Arts of Shaolin)である。

 

 

主演は成龍(ジャッキー・チェン)だけど、ブルース・リー世代の人間なので、1980年代に日本で劇場公開された作品はほとんど知らないんだよね。

 

少林寺拳法八派の師範たちを毒殺した犯人を探して、主人公が活躍する話だが、タイトルバックがとにかく長い。

 

いろんな門派の拳士たちが蛇鶴八拳の極意書を持ったジャッキーを襲うが、主人公が最初から無敵、というのが彼の出演作の中でも珍しい。だから厳しい修行シーンなどもないんである。

 

ラスボスの金剛(カム・コン)とは、

 

クライマックスで激しい闘いを見せるが、あとはジャッキーに敵う敵はいない。とはいえ、アクションシーン自体は多く、労せず相手を倒していくが、コミカルな表情やシーンは極力控えている。

 

この作品は女優陣の活躍も目立つ。飛虎党の「黄珠」という小娘を演じた金正蘭が最も出番が多いが、

 

やはり、ファンが一番喜ぶのは、四川唐門のトップ拳士を演じた苗可秀(ノラ・ミャオ)であろう。

 

アクションもちゃんと見せてくれます。

 

もう1枚貼っとくか。

 

このほか、劉雅英や、

 

王筠なども、極意書を狙ってジャッキーに近づく女性たちだ。

 

このほか、苗天、武德山、佟林、李文泰など。