今日ご紹介するのは、ジョージ・B・サイツの「モヒカン族の最後」である。1936年という随分古い映画だが、ジェームズ・F・クーパーの原作「THE LAST OF THE MOHICANS」は1920年から何度も繰り返し映画化されていて、最近では、1992年に「ラスト・オブ・モヒカン」というのがありました。

 

舞台は18世紀後半の英仏両国が植民地争いを続けるは北米。フランスに脅かされている英国の義勇軍の1人、ランドルフ・スコット演じるホーキーが主人公だ。隣りは、英国に協力するモヒカン族チンガグーク(ロバート・バラット)とその息子アンカス(フィリップ・リード)。

 

オルバニーに駐在するマンロー大佐にヒュー・バックラー(左)、 大佐の長女アリスに恋するヘイワード少佐にヘンリー・ウィルコクソン。少佐は主人公ホーキーと対立するが、

 


英国義勇軍を裏切ったインディアンのマグワ(ブルース・キャボット)が、大佐の2人の娘を襲う。

 

これを救出したのがホーキーと2人のモヒカン戦士だ。カヌーでインディアンたちの追撃をかわすシーンは前半の見どころだ。

 

  

で、結果的に、アリス(ビニー・バーンズ)はホーキーに首ったけとなり、

 

さらにアンガスはアリスの妹コーラ(ヘザー・エンジェル)と恋仲になる。

 

後半は、大佐の死に謝罪する仏軍司令官との心温まるシーンや、

 

崖の上での戦いによるアンガスの死などがアクションの中に織り込まれ、観る者を飽きさせない構成になっている。