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えっ、またクリスタルキングじゃん! って、手抜きですみません。なんせ、まだ仕事中なので。だけど、ダジャレはレベルアップしておきました(ホンマか)



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今日ご紹介するのは、インド映画。サタジット・レイ監督の「大地のうた」(1955年)である。舞台は1920年頃のベンガル地方にある小さな村で、荒廃した家に住む貧しい一家を主人公にした物語だ。



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DVDの始まる前に、なぜか淀川さんが登場、TV放映のときとは違って、出番は思いのほか長くて、延々とストーリーを解説しちゃう。「おいおい、本編見る必要なくなるでしょ」と突っ込みたくなるほどだ。


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詩などを書くことに憧れ、まったく稼がない夫とそれにギリギリ耐える妻。先代から受け継いだ果樹園も人手にとられ、いまや店子的立場になってしまっている。



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住む家のない親戚の老婆が住みついて、余計イライラの募る妻だが、



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そんな中で描かれる子供たち、とりわけ弟のオプのつぶらな瞳とあどけない表情がたまらない。



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映画は貧しく、暗く、美しい。



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名作と呼ばれている映画だけど、同時に、何を語ればいいか困るような作品だ。自然の風景が詩情たっぷりに描かれ、人間がリアルに描かれていて、あれこれ余計な口を挟めないほど画面自体の説得力がある。こうなると、理屈じゃないんだよなぁ。こういうのをきちんと分析して解説するのは評論家に任せといて、我々はただ観て心に沁みればよろしい。そんな映画である。


三部作、全部見た方はいらっしゃいます?


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