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先週、テレビ東京で「網走番外地」を3日連続でやってましたね。木曜日はB級アニマルアクション特集だったりと、このチャンネルの午後のロードショーはいろんな企画をやるから凄い。ということで、作品の古い順に紹介します。今日は「網走番外地 南国の対決」(1966年、石井輝男監督)、シリーズ第6作である。なぜこの作品をこのタイミングで放映したのか。6月23日は慰霊の日だったんである。72年の日本返還より前に作られたこの映画の冒頭では、高倉健演じる橘がパスポートを盗まれて那覇上陸に待ったをかけられるシーンがある。



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メインクレジットの文字でかっ!  80年くらいまでは東映はこんな感じでした。映画館では、作品の内容よりタイトルのほうが迫力があったなぁ(笑)。



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吉田輝雄が地元の豪田一家に雇われた殺し屋ながら、橘に惚れ込んで彼を助けるという美味しい役を好演している。



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大原麗子と谷隼人。



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お馴染み鬼寅、嵐寛寿郎や



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田中邦衛、千葉真一、由利徹など網走仲間も沖縄までやってくる。


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豪田一家との対決だけでなく、母親を探して沖縄に渡った少年との交流も描かれる。左は、豪田を演じた河津清三郎、その右は三原葉子。



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逆光に立つ健さんは迫力も存在感もたっぷりだ。



最近は英語字幕のものも見る機会が増えていて、それなりの覚悟をしてTVの前に座らなければならないが、こういう気楽に楽しめる映画もときどき必要だなと思った次第である。


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