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1970年代のチャールズ・ブロンソン作品を2作続けて紹介したい。今日は、リチャード・フライシャー監督の「マジェスティック」(1974年)である。



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アメリカ南西部の田舎のスイカ栽培の農園主が、無法者たちや犯罪者と闘うというストーリーが凄いが、原作はエルモア・レナードだ。



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殺し屋を演じたのはアル・レッティエリ。



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ブロンソンと共演する女優はアルゼンチンのリンダ・クリステル。スイカ収穫を手伝うメキシコ移民たちの1人を演じているから、至って地味だが、



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その分、犯罪者側に別の女優、リー・パーセルを配してバランスを取っている。


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存在感のあるレッティエリだが、75年に若くして他界しているため、70年代前半の限られた作品にしか出演していないのが残念。それを考えると、先日紹介した「死の追跡 」などは貴重だなぁ。


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悪役では、逆に小者キャラを好演したポール・コスロが印象的だ。彼も70年代に活躍した俳優の1人だ。


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一方で、警察のボスを演じたフランク・マクスウェルはその存在感のなさが印象的(笑)。



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銃撃戦やカーチェイスも程よく挿入された娯楽映画だが、まあスイカ農園が舞台ということもあってか、アクションシーン以外は随分もたつくキレのない印象の演出だ。だが、多少のんびりしていても、70年代のB級アクションはいいな、と思わせるのは、ブロンソンの渋さをはじめ、この頃の俳優たちの持ち味もあるんだろうな。



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