今日ご紹介するのは、ジョナサン・カプラン監督の「バッド・ガールズ」(1994年)である。カプラン監督と言えば、日本での初公開作品が、私の高校時代に上映された「爆走トラック'76」で、その後の作風からも、4人の娼婦を主人公にした西部劇という本作は、B級の爽快なアクションを期待させるではないか。
主人公は、サロン経営者役のマデリーン・ストー。娼婦への嫌がらせをする客を射殺してしまい死刑を宣告されるも、娼婦3人に救われ、4人の逃亡の旅が始まる。
ドリュー・バリモア。まさに4人の女優の競演が見どころとなっている。不幸な境遇の女を演じたメアリー・スチュアートがいささか地味で目立たないのに対し、
バリモアはお色気で勝負する。このあたりはなんとなくイメージどおりか。
4人と一緒になって強盗団のボスを追うことになる若者に、ダーモット・マローニー。そして、強盗団のボスには、
ジェームス・ルッソ……って、わざわざバリモアのお○ぱい越しのシーンを使わせてもらったが、これ消されるだろうなぁ。いずれにしても、女性たちが暴れまわる映画なので、男性陣は添え物的存在です。
このほか、若い農夫にジェームス・レグロス、強盗団のボスの父親にロバート・ロジアなど。
娼婦たちが手強い強盗団をやっつけること自体が荒唐無稽なのかもしれないけど、男勝りのガンアクションの一方、女性らしさもそこここに滲ませた、B級娯楽活劇となっている。
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