ネタがないときの刑事コロンボもいよいよ第6シーズン。今日は第35話の「闘牛士の栄光」(1975年、テッド・ポスト監督)を紹介したい。
今回は、休暇で奥さんとメキシコに出かけたコロンボが、ひょんなことから知り合った地元の警部(ペドロ・アルメンダリス・Jr)が担当する事件を解決する、というお話。例によって「うちのカミさん」は姿を現さない。それにしても、トレードマークのよれよれコート着て休暇旅行に出かけるコロンボって一体……。
今回のゲストスターは、リカルド・モンタルバン。闘牛士時代の旧友(ロバート・カリカート)を殺害する。
殺された男の息子(A・マルティネス)と、犯人の娘(マリア・グリム)は恋仲の関係だ。
「続・荒野の七人」、「ワイルドバンチ」、「ガルシアの首」、「ブレイクアウト」などのエミリオ・フェルナンデスが、いい笑顔で登場しているのが印象的だ。
ベテラン俳優のモンタルバンと、テッド・ポストの演出でそれなりに見られる作品にはなっているが、殺害の動機やラストはしっくりこない一作である。
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