今日の映画は、藤田敏八監督の「海燕ジョーの奇跡」(1984年)である。佐木隆三の実話ベース(?)の原作で、弟分の復讐に暴力団の首領を射殺しフィリピンへ逃亡した沖縄のヤクザの青年、ジョー(フィリピン人とのハーフという設定)のその後を描いた作品だ。詳しいことは知らないけど、なんか、松田優作主演の話もあったんだとか。


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南風ジョーを演じた、このとき26歳の時任三郎。若さ溢れる青年は演じ切れていても、陰がないというのかな、何か物足りなさを感じます。


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彼をフィリピンまで追いかけてくる恋人の陽子に藤谷美和子。彼女が12歳のときのポテトチップスのCMをリアルタイムで見た人はいるでしょうか。


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ジョーは、マニラの暗黒街で顔のきく与那嶺(原田芳雄)の下で、裏稼業の手伝いをするようになる。


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与那嶺の女の一人、日本語のできるフィリピン女性の協力により、フィリピン人の父親の居所の手掛かりを掴む。……って、わざわざこの画像を使わなくてもいいような気がするが。


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三船プロ作品ということで、三船御大も登場するが、船頭として笠をかぶって控えめに出演しているようにも見える。それでも存在感は十分なんだけど。


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警察から逃げているジョーを取材しようとするルポライターを演じた清水健太郎だが、実社会では彼のほうが犯罪者としてルポされちゃう。


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男優陣は、加藤嘉、田中邦衛、内藤武敏、鈴木瑞穂など。


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女優陣は、五月みどり、原泉、正司歌江など。五月みどりはこの映画では大人しくしているが、


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藤谷美和子は頑張ってます…って、この画像も余計だったか。彼女、スナックのホステス役からラブシーンまで熱演してます。