ドラゴン/ブルース・リー物語 (初回限定生産)
¥882

今日のお昼のロードショーで「ドラゴン/ブルース・リー物語」(1993年)をやってた。見たことすら忘れていたが、見ていくうちに「ああ、こういう映画だった」と思いだした。年のせいでボケているのでなく単に引き出しにしまったものをなかなか取り出せないだけらしい。まあ、要するに、年なんである。


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ドキュメンタリーや追悼フィルムの類はいろいろあるけど、これは死後随分経ってから作られた映画である。TVMやB級作品のプロデューサーというイメージしかなかったロブ・コーエンが監督していて、キャストもTVM級である。主演のジェイソン・スコット・リーは、ブルース・リーの他のオマージュ作品に主演している俳優のようにカンフー出身だったりブルー・スリーのそっくりさん、というわけではない。


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妻のリンダ役を演じたローレン・ホリー。ほかの出演作品は見たか見てないか、とにかく印象がない。しかし、この映画はこの2人が出会ってからのシーンが中心で、彼女の出番は多い。


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新番組「グリーン・ホーネット」への出演を依頼するTVプロデューサーにロバート・ワグナー。50年代から出演している彼の活躍は、ひいき目に見てもせいぜいTVの探偵ハート&ハートまでかなと思っている人は、この役を特にロバート・ワグナーが演じる意味もないように思うだろうなあ。


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ジェイソン・スコット・リーは、器械体操か何かをやっていた人らしく筋肉は隆々だが、カンフーの人じゃないのでアクションにキレがない。だからこその生々しさもあったりするし、とにかく熱演でカバーしている感じは伝わる。


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「ドラゴン危機一発」や「燃えよドラゴン」の撮影シーンもあったりするので、そっくりなセットだけでなんとなく懐かしい気持ちにさせてくれる映画ではある。