デモン・シード [DVD]
¥1,347
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サントラジャケットを紹介する際に気付いたのだが、画像が1,000枚を超えて、管理が厄介になってきた。1つ1つの画像は軽く小さくしているのでまだ余裕があるんだけど、以前使った画像を流用するなどは、もう難しい状況だ。


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今日は、音楽を担当したジェリー・フィールディング目当てでDVDを購入した「デモン・シード」(1977年)の紹介。ディーン・R・クーンツ原作の「コンピュータが人間を妊娠させる」というB級SFホラーだ。ハリス博士(フリッツ・ウィーバー)は人工知能を持つコンピュータ「プロテウス4」を完成させた。人工知能を持つコンピュータであり、かつ、細胞を持ちそれを自分で増やしていける脅威的なコンピュータでもある。


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妻のスーザン(ジュリー・クリスティ)は、博士の外出中、このプロテウス4に監禁されてしまう。ハリス博士が作った、金属の腕を備えた車椅子がスーザンを襲う。


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子孫を残すことを目的に、プロテウス4はスーザンに自分の子を産ませようというのだ。


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不審を抱いた研究所の技師も一度はうまくコンピュータに追い返され、何とか彼女を助けようとするが殺されてしまう。


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受精シーン(っていうのかな)などに使われるCGは、PCの氾濫する今見ると、興醒めするほど幼稚。当時はコンピュータといっても画面にグリーン色の文字が表示されるだけだから、こういうカラーのCG画像にも感動したんだろうか。


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28日という短期間で産まれた赤ん坊は保育器に入れられる。それを見た夫婦は仰天!!


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金属質の子供が出てくる。しかしその金属の覆いを剥がすと……。未見の方のためにここまでにしておきましょう。


これ、うちの次男が観て「つまんない」と言っていた。チャレンジャブルで興味深いB級映画の佳作と思うか、安っぽくて何の面白みもない凡作と見るかは、人それぞれの感性に依るのではないかという気がする。 手に汗握らせるような演出力(監督はドナルド・キャメル)にも乏しく、70年代らしい生真面目ながら個性的なTVMという印象だ。


登場人物は少なく、主演のJ・クリスティがひとり張り切っている映画でもある。実績のある女優さんなんだろうけど、個人的には、もう少しセクシィで、かつ母性愛を感じさせる女優のほうがよかったように思われた。