今朝の地下鉄高田馬場駅は、新入社員の皆さんと早稲田大学の入学式に出席する人達のお陰で、普段よりもかなり混んでいました。
入学、就職、転職、転勤等で新しい生活が始まる皆様、これからの更なるご多幸、心よりお祈りします。
さて、本当に久しぶりのブログ更新となりました。
今年に入って本当に忙しく、更新の余裕がありませんでした。このようなブログでも読んでいただいている皆様、申し訳ありませんでした。
昨日、移動中に読んでいた文芸春秋4月号にすばらしい言葉を見つけました。
「出(いず)る月を待つべし。散る花を追うことなかれ。」
江戸中期の儒学者中根東里が娘のように育てた姪のことを思い、浮かんだ言葉だそうです。
文芸春秋の新企画「新代表的日本人」の最初の登場人物として、2月号から4月号まで3回に渡って紹介された中根東里の生涯は、誰の心も打つものだと思います。
江戸時代、それ以降の時代を通じて第一の漢籍に関する知識、漢詩を詠む力を持っていた東里。室鳩巣に認められ加賀藩からも招聘されながら、それを嫌い、ひっそりと佐野や江戸、浦賀に生き、ほとんど著作を残すことなく人生を終えた東里。日本史フリークである私もこの連載を読むまで全く知りませんでした。
月と花を対比させ、それも太陽ではなく、月。
刹那的な「散る花」を好みがちな我々には、特にこの桜の時期には、ますます感慨深くなってしまう内容です。
きれいな花であっても散ってしまう。散っていく花のことをいつまでも追い続けるより、これから出てくる月を待ちなさい。つまりくよくよとせず、新しいものに目を向けなさい。といった意味かと思います。
新しいことが始まる4月1日、 皆様に贈る言葉です。