バランスの取れた食事といっても考え方によっていろんな意味でのバランスがあるかと思います。


理想は多くの食材を組み合わせたバリエーション豊かな食事かもしれませんが、ダイエットというか減量または増量を目的とした場合には何よりもカロリーのバランスが重視されます。


ビタミンやミネラルは確かに重要なのですが、これらは基本的に0kcalとして計算されるのでたんぱく質(P)・脂質(F)・炭水化物(C)の三つのバランスで摂取カロリーを計算します。


この三つのバランス(PFC比)の基本は

たんぱく質:15%

脂質:25%

炭水化物:60%

前後になります(実際にはわりと幅があります)。

PFC比 


ただしこれは健康な人が体重維持を目的とした場合のバランスなので、太り過ぎ痩せ過ぎの人が減量増量を目指す場合には思いきったバランス調整をした方が効果的です。


例えば減量の場合には摂取カロリーの減少が必要になりますが、この場合でもたんぱく質は減らしたくない(むしろ増やしたい)ので相対的に総カロリーに占めるたんぱく質の比率が高くなります。


なので今までの食事から脂質または炭水化物(あるいは両方)を減らす事になりますが、急激な摂取カロリーの減少は体調不良やリバウンドの原因ともなるので注意が必要です。


脂質と炭水化物を同時に摂取すると体脂肪が増えやすいので、減量時にこの二つのバランスを変えずに摂取カロリーだけを減らすのはあまり得策ではないかもしれません。


減量中も出来るだけ筋量を落とさず主に体脂肪を減らしたいので、たんぱく質を多めに摂取して脂質か炭水化物のどちらかを減らす方法をお勧めします。


もちろん目標体重に近づいてきたら徐々に健康的な栄養バランスへと移行すべきだと思います。


で、脂質と炭水化物のどちらを減らすべきかというと、これは本人の現状と減量の目的にもよるので、他人の成功例がそのまま自分にも当てはまるとは限りません。


この辺は話が結構グダグダになりそうですが、次回以降に(なるべく)簡潔にまとめたいと思います。


年内にまとまるかちょっと怪しいですが……。