蹴上から大津の自宅に帰るには、地下鉄東西線で山科まで行って湖西線に乗り換え。
しかし、JR山科駅改札までやってくると雨が晴れてます。
こりゃ、引き続き花見ですな♪
JRガード下をくぐって駅の北側へ。
住宅街を抜けて紅葉の名所毘沙門堂の方へ向かうと、手前にせせらぎがあります。
琵琶湖からいくつかのトンネルを抜けて琵琶湖疏水はここを流れています。
ここから西は御陵の天智天皇陵まで、東は疏水第一トンネルまで東西約4kmにわたって遊歩道が整備されている隠れた桜の名所。
私はここから東に向かって歩きます。
毘沙門堂参道に至る橋の上からは桜と菜の花のコラボ。春ですな♪
歩くこと数100mで琵琶湖疏水諸羽トンネル。
遊歩道までせり出してきた山の下を貫通するトンネルで、疏水とはしばらくお別れです。
疏水と反対側にはJR東海道線と湖西線が走りますが...今日は桜。笑
いや、木々が線路の視界を遮って、走ってる電車が撮りにくいだけですが。
私はマニアではありませんが、サンダーバードと桜のコラボはぜひ撮りたい。w
数百m先で諸羽トンネルの入り口につきますが、ここらあたりはもう未踏の地。
でも、もう少し行ってみよう。
実は湖西線の長等山トンネルを出てきたあたりで、咲き誇ってる桜が車窓から見えてるのです。
これだから通勤はやめられませんな。(仕事さえなければなお良し!w)
毘沙門堂参道あたりもいいですが、このあたりは一段と桜が多い。
疏水を覆うように咲き誇る桜、風情がありますね。
なだたる京都の名所と違って人が少なめなのもいい。
ジョギングやウォーキングのコースにもなっていますが、ちょっと年配の方が多いですな。
トレッキングでもするのか山歩きの重装備の方々も目立ちます。
ふと気がつくとすぐそこに京都東ICのランプウェイが見えています。
ずいぶん歩いてきたもんですな。
さらに疏水沿いを進んでいくと滋賀県に入りました。
京都・滋賀の府県境は山の谷筋とかではなく意外と住宅地の中です。
特に府県境の表示はありませんが、マンホールのデザインが変わるので県境を越えたことがわかります。
わずか5mほどの間隔で変わってますよ。←マニアか。爆
実は京都東ICもランプウェイの大半は大津市横木。
料金所ゲートが辛うじて京都市山科区小山にあります。
実は名神高速開業時にはここが大津ICとなるはずでしたが、当時の大津市長が猛烈に抗議。
本来サービスエリアのみだった場所にインターチェンジを併設、これが現在の大津ICです。
現在は大津SA併設の大津ICですが、こんな経緯からめちゃくちゃ複雑な構造になっています。
ちなみにSA内に新しい建物を新築中ですが、床材・壁紙等は私の会社から納品しています。
しばらく行くと疏水第一トンネルの京都側出口に到着。
ここから先が京と近江の境になる長等山です。
大津の三井寺下にある導入口は見慣れていますが、出口ははじめて見ました。
このあたりの桜は3分咲きぐらい。今度の週末あたりが見ごろになりそう。
金網で区切られて花見には不向きなロケーションなのがちと残念ですな。
来た道をこのまま先へ進むと長等山中腹の峠を越えて大津の三井寺付近に到達できます。
この峠は古代北陸道の小関越え。
約2km東を通る東海道の脇往還として、古くから利用されてきました。
名前の由来は三関のひとつ、逢坂の関を「大関」というのに対し、こちらを「小関」越え。
近世に拓かれた北国街道は逢坂関を通過してすぐに東海道と分岐、現在の京阪の軌道に沿ったルートを辿ります。
その後旧市街地を抜け西近江路へ。
というわけで小関越えの方が私の自宅に帰るにはずっと距離が短いはずです。
さて小関越えに向け標高205mを一気に登ります。
西大津バイパスの高架橋を過ぎると道は狭くなり一気に急勾配に。
1.5車線の車道もありますが、旧道を通って小関越えに到着。
脚ががくがくですな(((((((;´д`)))))ヒィィ
しかし、大津側への下りはさらに急勾配....反対のルートじゃなくてよかった。w
峠を下れば長等神社・三井寺界隈、いずれも桜の名所です。
京都側よりもこちら滋賀県側の桜は開花が遅め、疏水沿いもまだ3分咲きといったところですな。
三井寺や疏水鹿関橋の桜は平年よりもやや早い程度の満開となりそうです。
ちなみに山科駅から自宅まで約8kmを踏破、もうぐったり!
4kmあまりだと思ってましたが、それは直線距離でした。汗
さて、次回からはいよいよ滋賀の桜をご紹介できると思います。