新木津川大橋 / 中路式3径間連続鋼ニールセンローゼ橋 |   + Mother Lake +

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  大晦日の午後、電車を乗り継いでわざわざ大阪まで出かけてきました。
  JR大阪駅から西梅田で地下鉄四ツ橋線に乗り継いで9駅目、北加賀屋駅下車。
  北加賀屋からは南港通りを西へ徒歩約15分で目的地周辺です。
  目的は撮影ですが、お目当ての被写体は3つ、でも捜しても捜しても1つ目が見つかりません。
  北加賀屋駅から方向は間違ってないはずなのにねぇ。
  地図アプリを見ても目的地は表示がなく....うぐぐぐ...
  結局周辺を歩くこと約1時間、大晦日だといいうのに相当の物好き。爆
  しかし新年最初に相応しくない記事ですな。あ、いや私らしいすか??
  日が西に傾きはじめたので、いい加減あきらめて次を目指しましょう。

  大阪市住之江区柴谷-大正区船町を結ぶアーチ橋、新木津川大橋。
  アーチ橋としては日本最長のこの橋を大正区側まで歩いて渡ります。驚
  ちなみに取付道路を含む総延長は約2,400m!
  それでは気になるスペックです。

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  ■新木津川大橋

   橋長 : 495m
   アーチ支間長 : 305m
   桁下高 : 46m
   幅員 : 11.25m

   所在地 : 木津川 / 大阪市住之江区柴谷-大阪市大正区船町間
   形式 : 中路式3径間連続鋼バスケットハンドル型ニールセンローゼ橋(噛みそうです。w)
   竣工 : 1994年


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  この橋のことを調べていましたら、"新木津川大橋"で大臣。さんの過去記事 がヒット。
  さすが師匠!!お見それいたしました。爆
  実は橋の形式が鋼アーチ橋という書き方ばかりで。
  たぶんニールセンローゼ橋で、アーチクラウン部で左右のアーチ部材を絞り込んだバスケットハンドル型。
  バスケットの取っ手みたいに見えるから....
  だと思ってましたら、大臣。さんもそう書いておられましたо(ж>▽<)y ☆
  中路式というアーチの中ほどに橋桁があるタイプはめずらしいので自信がなかったけど...ゴホゴホ。爆
  やっぱり橋のこと調べるなら大臣。さんのブログですな。w

  ここまで約1時間歩いていますが、さらに2.4kmを渡るとなると...しかもこの急勾配((((;゚Д゚))))アシガガクガク。
  息切れしながらもようやく勾配の頂上付近まで上っていきますと、そこからの景色がすばらしい。
  遠くは生駒山系や六甲山系からこちら側のほぼ全域が見渡せます。
  河口方向には港大橋や新千歳橋、咲洲庁舎(旧WTC)や大阪港のキリンたち。
  歩き疲れてくたくたですが、この景色はたまりませんな。
  徒歩でここまで来た甲斐がありました。

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  大型船も航行する木津川河口付近は高さと航路を稼がなくてはならない上に、橋脚は建てられません。
  必然的に取付道路も長くなるのですが、工業地帯で用地確保が難しい。
  そこで選ばれたのが鋼アーチ橋という形式、これなら橋脚を建てる必要はありませんな。
  取付道路は住之江区側は大きくU字型に迂回する構造。
  大正区側は3重らせんという特異な構造になっています。
  国内最長のアーチ橋というのもいいですが、この3重らせんにはめっさ萌えます。w

  当然超広角レンズでなければ全体像を捉えきれません。
  らせん上部から、らせんの途中から垣間見える新木津川大橋や製鉄所。
  実は大正区側の取付道路の起点は製鉄所のプラント群のど真ん中にあります。
  次の目的地はその製鉄所、中山製鋼所です。

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