さてさて、南座で歌舞伎を見たあとは祇園をぶらぶら。
祇園町のそこここに春の「をどり」の提灯がかかっています。
３月２５日の上七軒「北野をどり」を皮切りに、祇園甲部の「都をどり」、宮川町の「京をどり」と続きます。
最後に新緑の「鴨川をどり」。京の春は「をどり」の季節でもあります。
京の花街の「をどり」の声が聞こえてくると、春爛漫はもうすぐそこですな。
この日はあいにくの冷たい雨が降る１日で、春は未だちと遠いですな。
（提灯と同じ色のダウンを着て歩いてるのが嫁。笑）
嫁をして、「Kazzさん、こういうときの用意周到さというか、抜け目のなさというか．．．天才！」
あ、嫁は皆さんとおなじく私のことをKazzさんと呼んでます。笑
その嫁にこんなこと言わしめた、この私．．．どういう意味だ。
日常生活にはまったく役に立たない私ですが、旅行やお出かけにはめっちゃ役に立つらしい。
ガイドブックなんかなくても、周到に準備しなくても気の利いたところへ連れてってくれる便利なダンナ。爆
雨が降ったときのために考えてましたよ。こういうお店は女子ならみんな好きなはずですな。
しかしながら、女子が嫁というのが．．．ｺﾞﾎｺﾞﾎ。
こちらは高台寺の門前、祇園下河原にある「京洋菓子司ジュヴァンセル」さんです。
あざやかなブルーの暖簾をくぐり小路風の通路の奥のエレベータで２Ｆへ。
行きかう人たちが見下ろせる窓際のカウンター席に案内していただきました。
冷たい雨がかなりの強さで降っていていかにも寒そうな外の景色。
雨のおかげで人影はまばら、高台寺門前というロケーションもあって、なかなかよい風情ですな。
ジュヴァンセルさんでのお目当てといえば「祇園フォンデュ」です。
ここ祇園店さんだけの限定、祇園フォンデュ．．．実は私が食べたかったんですよね。（お見通しだ！笑）
磁器製のお重に入ってでてきます．．．
そっと蓋を開けると．．．わお、すばらしい。これはぜったい女子は好きでしょう。
季節のフルーツや、お団子、パウンドケーキなどを、とろとろの抹茶チョコレートソースにつけていただこうという趣向です。
冷たい雨の中を歩いてきたので、ほんのり暖かな抹茶チョコレートでほっと一息。
いやいや、これは美味いですな。私は特にバナナとわらびもちが美味かった！！
嫁とはいえ女子が喜んでいるのを見るのはいいもんですな。笑
あ、でもブドウだけはちょっと．．．抹茶なしで、そのまま食べたほうがいいと思います。
全部いただいたら、熱々のホットミルクを抹茶チョコレートソースに注いでくださいます。
これが、まためっちゃあったまります。
窓の下を行き交う人たちをぼんやり眺めながら、ゆったりとした時間の流れる大人の京都を楽しめます。
期間限定で「桜色の春フォンデュ」というのもありました。限定もんに弱いそこの女子は是非どうぞ。
2010.3.18～3.25まで京都高島屋７Ｆで「祇園フォンデュ」がイートインでいただけるそうです。
私はまわしもんではありませんが、web.はこちらです。→http://www.jouvencelle.jp/
■京洋菓子司ジュヴァンセル 祇園店
京都市東山区八坂鳥居前南入清井町482 京ばんビル2F
京阪本線「祇園四条駅」から徒歩10分
阪急京都線「河原町駅」から徒歩15分