翌日は鳥取県の境港へ。
鳥取県とは言っても片江のある旧美保関町とは中海と日本海を結ぶ境水道をはさんでお隣同士、
松江の市街地よりもずっと近いので県は違っても結びつきの強い街です。
ボクも熱が出たらかかりつけのお医者さんはここ、中学生になったらゲーセン行くのに自転車で山
を越え、橋を越え1時間かけてきてました。爆
車がなかった我が家はバスに乗って対岸の宇井まで行って、そこから渡し船に乗って行ってました。
利用客が少なくなったので船は小さくなったけどまだ現役でした。
日本有数の水揚げ高を誇る境港、ボクの親父も9年前まではここを母港とする沖合漁船の船乗りでした。
漁業の衰退とともに人口も少なくなり、若い人も船に乗らなくなってしまったため、昔の活気が失われてし
まっているのはどこの漁業の町も同じ。
そんな境港の新たな町おこしが始まったのは10数年前、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる氏の故郷
言うことで中心市街地の商店街が利用されました。
シュールなもん好きの皆様お待たせいたしました。JR境港駅から道の両脇にいろんな妖怪のブロンズ像が
並んでいます。
おなじみこなきじじいや、ぬりかべも、アニメよりもめっちゃリアルです。
「べとべとさん」
これはなんとなくわかるけど.......
↓このへんになるとマニアックすぎて...............これなんだっけ?
やっぱり目玉親父が一番かわいい。「おい、鬼太郎っ」(まね得意っす。)
街灯も目玉、これはやりすぎ-。
正面の山は島根県ですよ。山の向こう側に片江はあるのです。
ここにやってくるのは3回目、回を追うごとに商魂たくましくなってきたな-。笑
誰かのブログにも紹介されてた「妖怪汁」、こんなん前はなかったよ。
でもね、観光客が増えてもここは子供の頃からのなじみの商店街、「本町通商店街」なのです。
2つあったアーケードがひとつになってるのはちーとさびしい。
母がよく行ってた「ゲンベイ堂」っていうスーパーはなくなってた。
乾物屋さんの「いたくら」さん、熱が出たときに母にお医者さんに連れて行ってもらったら、帰りの
「日の丸食堂」楽しみだったっけ、オムライスうまかった。まだあったよ。
でもやっぱりみんな鬼太郎に便乗してた。笑 お土産はぬりかべのクッション。
観光客でにぎわってるのはいいんだけど、なんだかこの街らしさがなくなっていくみたいでちょっと
さびしかった。やっぱり港町の風情は残しておいてほしいな。