さて、船に乗って沖へ魚釣り、妻は疲れたのと日焼けがいやなのとでお留守番、海の男三代で船出です。笑................あ、うちには船があるんですよ、小さな船外機ボートだけど。
親父は高校卒業から55歳まで遠洋や沖合いに出る船乗りでした。陸にいるのは年に2ヵ月ぐらい、つまりわが家には車は必要なかったのです。(↓右端がうちの船。)
しかし船は必要です。休漁期になると釣りに行ったり、潜りに行ったりとこの小さな船は大活躍します。
この夏は里帰りするつもりじゃなかったけど、mizzが船で釣りに行きたいのと、おじいちゃんとキャッチボールしたいのと、おばあちゃんと散歩したいのと、おばあちゃんの作ったカレーが食べたいのとで急遽里帰りすることにしました。笑
ここ片江は大山隠岐国立公園に位置していて、日本有数のリアス式海岸で知られています。山が海のすぐそばまで迫っていて、断崖絶壁とともに海に落ち込んでいます。波の侵食による海食洞窟や褶曲による複雑な地形があちこちに見られます。
では、しばしその絶景をご覧ください。
左手沖のほうに見えるのが通称「大黒島」、右側やや手前に3つ並んでる島が通称「赤島」、運がよければ遥かかなたに隠岐島前の西ノ島、中ノ島、知夫里島が見えることもあります。
「赤島」が近づいてきました。子供の頃はこの島まで泳いでわたったもんです。
その赤島のやや手前、島根県では数十年ぶりという豪雨に見舞われ山肌が大崩落を起こしました。片江のおじいさんおばあさんでも見たことがないというほどの崩落です。当然ボクもこんなのはじめてみました。
この10数m横に漁の神様として片江の人が信仰している「荒神さん」という小さな祠がありますが、危うく難を逃れたそうです。
ここは湾内東海岸の通称「沖藤」という入り江、海食洞窟が2つ見えていますが、これは片江では小さいほうです。ボクが知っているだけでも片江には9つの海食洞窟があります。
左が「沖藤」の北側の断崖、右が右側の断崖です。地層の褶曲のかたちづくる模様がとてもきれいで神秘的な感じです。
地層が斜めになってるのわかりますか?
今度は湾内西側の通称「小屋ノ口」あたり。今にも転がり落ちてきそうな巨岩が上のほうにあります。ボクが子供の頃から落ちてきそうなんですよね。人間の営みなんて短いもんです。
さて、肝心の釣りです。親父は7月末にここ「小屋ノ口」で30cm弱のアジを50匹釣ったというのでまずここから。
毎年思うのだけど、ここ数年、親父と釣りに行ってまともに釣れたためしがない。今年もいやな予感...............
初登場、親父です。となりはおなじみのmizz、まぁ海の男三代はっきりいってそっくり。笑
やっぱりね、釣れたのはアジはアジでもアジゴ(豆アジ)、10㎝ぐらいしかないっす。
いや10㎝あればいいほうかもε=εミ(ο_ _)ο ドテッ…
もうひとつこれもなんぼでも釣れるスズメダイ。スズメみたいに茶色い色をしたお魚、塩焼きにすると小さいながらも脂が乗っていておいしいんだけど..........30cmのアジはどこやねん。
まぁ小さいながらもそこそこ釣れました。mizzはおじいちゃんの船で釣ったので満足そう..........
ミニサイズのクーラーにいっぱいにはなりました。
でもこれじゃアジのお刺身は無理だな................Σ(T▽T;)