PC-8801FAにFDS+&FDX68を導入する! | 令和に始めるX68000

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ずっと憧れだったX68000。約30年の年月を経てついに手に入れたのですが
入手早々トラブル発生!電源が入らない!フロッピーディスク読み込まない!
このブログではそれらのトラブルを解消し快適なX68000ライフを満喫する様子をお伝えする、はずです…

今週はPC-8801強化週間。PC-8801FAにFDS+&FDX68を導入しました!

改めてFDS+&FDX68をご紹介しておきましょう。

 

まずFDS+(FDD-DRIVE SWAPPER+)ですが、FDS+はミカエルさんが製作・頒布されておられる同人ハードで、起動ディスクドライブを内蔵FDDとするか外付けFDDとするか、をスイッチ1つで簡単に切り替えることができるチョー便利な同人ハードです。FDX68を始めとするFDDエミュレータを使いつつも実FDも使う、という人には必須アイテムと言っても過言ではないでしょう。

 

次にFDX68ですが、FDX68はGIMONSさんが製作・頒布されておられる同人ハードで、基本はフロッピーディスクドライブエミュレータなのですが、それ以外にFDのダンプ、リストアができるなど、実FDを利用してレトロPCを楽しむ人にはこれまた必須アイテムと言っても過言ではないでしょう。

 

で、そんなチョー便利ハードをPC88へ導入しよう!ということなのですが、どのPC88に導入しようかな?(!)

我が家のPC88全部で3台。FA、MA2、FE2です。で、今回FDS+&FDX68をPC88に導入する一番の目的は、5インチ "2D" フロッピーディスクのダンプ&リストア環境を作ること、です。よって、FDDが2D専用であるPC-8801FAがターゲットとなりました。

 

5インチ "2HD"であれば、すでにX68000 EXPERTで実現しているのですが、5インチ "2D" のダンプ&リストア環境はなかったので…。これでPC88のフロッピーディスクのゲームも安心して遊べるようになると思います。もしかしたら、先日のディーヴァみたいに一筋縄ではいかないゲームもあるかもしれませんけど…。

 

FDX68自体は過去にこのブログでも導入の経緯をご紹介していますが、それをそのまま再利用します(ケーブルをX68000からPC88に繋ぎ変えるだけ)。よって、ここではPC-8801FAにFDS+を導入する様子をご報告したいと思います。

 

まず本体カバーを外します。

 

背面のパネルを外します。

 

結束バンドでコード類が本体に留められており、これを切った方が作業効率は上がるようですが、私はそのままで作業しました。

拡張カードスロットのコネクタ部分を上に引き抜きます。

 

FDDのコネクタを外します。

 

外したケーブルにFDS+の付属品のコネクタを…

 

差し込むのですが、この時逆刺ししないように注意します。逆刺し防止の切り欠けがあるので大丈夫なのですが。

 

差し込みます!

 

そこへFDS+の付属品のフラットケーブルを…

 

接続します!

 

これを2台のFDDに対し行うとこんな感じになります。

 

次に、FDDにFDS+の付属品のケーブルを接続します。こちらは逆刺し防止の機構がありませんので注意!
この1ピンのマークに注目して、FDDのコネクタの電源ケーブルに近い方になるように差し込みます。

 

こんな感じになります。FDS+の説明書には「そっとしまう」と書いてあったのですが、PC-8801FAの場合、この穴のところに納めることはできませんでした。よって、穴の付近に置いて次の組み立ての邪魔にならないようにした感じです。

 

拡張スロットのコネクタ部分、背面パネルをもとに戻します。

 

FDS+の基板を拡張スロットのレールに差し込みます。

 

こんな感じで拡張スロットのコネクタの高さと合う形で差し込めるはず。差し込みます。

 

差し込みました。

 

4本のケーブルを基板と接続します。

 

本体カバーを閉じたら完成!

 

FDX68をこの背面から出ているフラットケーブルに接続すれば、準備完了!よーし、動作確認だ!

fddemuコマンドでD88イメージファイルを指定して、FDDエミュレート!

 

 

バッチシ!FDX68でFDDエミュレートしてアルファが起動しました!これでPC88のFD関連もずいぶん便利になります。

 

「PC88ディーヴァ起動が気まぐれ」問題の件でディスクアナライザをご紹介いただいたもののPC88にプログラムを持っていく手段がこれまでなく、試すことができなかったわけですが、これでイメージファイルさえあれば持っていけるようになりました。何ならイメージファイルを実FDにダンプして、それをFDDにセットすればそこから起動することすらできる!

 

色々可能性が広がりますが、まずは古めのゲームのダンプからですかね…。FDをイメージファイル化し、FDDエミュレートでゲームを楽しむ、ということはFDDを休ませることに繋がりますので、貴重なFDDの故障を防ぐ意味でも有意義かな、と思っています。

 

と、いうことで今週のブログはここまで。また来週お会いしましょう~♪