【恩智神社】(おんぢじんじゃ)大阪府八尾市

 

 

式内社(名神大社)で、河内国二宮であると伝える。旧社格は府社。雄略天皇の時代(470年頃)、藤原氏により祖神の天児屋根命を香取神宮から勧請して創建された。

 

 

 

 

天児屋根命はその後、枚岡神社を経て春日大社に祀られるようになったことから、当社は「元春日」と呼ばれる。

 

 

 

創建当初、社地は天王森 (近鉄恩智駅と国道170号(旧道=東高野街道)の中間ほどの場所) にあった。旧社地は「天王杜」と呼ばれて当社の頓宮があり、現在もムクの大木が生い茂っている。

 

 

 

 

 

 

所在地:大阪府八尾市恩智中町5丁目10

 

 

 

アクセス:近鉄「恩智」駅から徒歩約18分(近鉄「恩智」駅出口前の商店街突当り、高安山に向かって、天王の森を過ぎ坂道を数分上がった所から参道(階段)が始まる)

 

 

 

 

 

 

感応院(かんしんいん) 河内西国霊場 第12番

 

 

 

 

 

【恩智神社】(おんぢじんじゃ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【恩智神社秋祭り】

 

古くは、おはらい祭と言います。三韓征伐の功により住吉大明神と恩智大明神の親交が深まり、夏祭を共に行い(旧6月27日)神輿の渡御が執り行われました。途中摂津平野と河内との境界の蔵作村の南(現在の大阪市平野区加美春日町)春日神社に御旅所があり、そこで1泊留り、住吉大明神より厳粛且つ盛大に祭典が斎行され、御一夜を過ごされて翌朝帰還されたと伝わります。

 

現在では、氏子青年団の協力のもと太鼓台・神輿が氏子地域の中谷・南谷・天王森の御旅所に立ち寄り祭典を斎行し、夜の9時頃に宮入りします。太鼓台・神輿が131段の階段を駆け上がる様は河内の名物です。

 

 

下記動画はコロナ後の初の秋祭り。

 


【恩智神社秋祭り】2021年11月28日 大阪府八尾市恩智 Onji Shrine Autum Festival in Yao city, Osaka , Japan⛩️

 

 

【恩智神社】は元々は現在地の西方750mほどにある「天王の森」と呼ばれる地に鎮座していました。

 

 

建武年間(1334年~1336年)に当社の社家であり当地豪族でもあった「恩智左近満一」なる人物が恩智城を築城する際、社殿より上に城があるのは不敬になるとして山腹の現在地に遷座したと伝えられています。

 

一般に神社は時代が下ると山上から麓の里へ遷る傾向があるので、麓から山腹へと遷座した当社はやや珍しい例と言えるかもしれません。(同様の例は奈良県橿原市大谷町の「畝火山口神社」など)

 

現在この「天王の森」は当社の御旅所・頓宮となっており、境外末社の「祇園社」が鎮座しています。

 

 

 

「天王の森」での恩地祭り👇

 


【恩智神社秋祭り】2021年11月28日 大阪府八尾市恩智 Onji Shrine Autumn Festival in Yao city, Osaka, Japan⛩️

 

 

 

 

 

 

 

 

閼伽井戸(あかいど)

 

境内には閼伽井戸(清明水)という弘法大師に縁がある井戸があり、

雨の降る前になると赤茶の濁水が流れ出るという不思議な井戸。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高安山ハイキングコース(恩地コース)

 

4つのコース(①十三街道コース、②立石コース、③大道コース、④恩智コース)

があります。


 

 

 

 


【高安山展望台】

 

 

 

 

高安山(たかやすやま)

 

大阪府と奈良県との境に位置する標高 488m の山。

 7世紀後半に大和朝廷により大和国防衛の拠点として高安城が築かれたことで知られています。