ドールハウス作家 工藤和代のライフスタイル -5ページ目

唐長の便箋作りを体験



ドールハウス作家 工藤和代のライフスタイル
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 唐長を知ったのは10年ほど前だったでしょうか。京都の琳派や若冲のコレクションで有名な、細身美術館のミュージアムショップで買った葉書からでした。雪輪の柄が古典でもあり、モダンでもある、この葉書はどこで作られているのか調べたら、京唐紙の唐長のものだとわかったのです。雪輪の他にも、伊東屋で求めた葉書が数枚手元にありました。昨年暮、京都の工房へ行きましたが、思いがけす、銀座の大人塾(産経学園}で唐紙の便箋作り体験会に参加することができました。10種類の板木、絵の具、板木に絵の具をのせる丸いふるいを使い、各自気に入った色和紙に桜や秋草などの模様を刷りました。唐長の300年のお話を伺うと共に、実際に自分で美しい便箋を作るというのはわくわくするひと時でした。

 今工房で使われている板木は300年前のもの。出来上がった唐紙は、光によって、浮かび上がったり、地の色に同化し控えめな美しさを見せたり、まさに日本の精神文化そのもののように思えました。

 

近いうちに大人塾でまた体験会があるとか、、京都では、四条と三条にサロンがあります。

 

、。

春です


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 翔子さんの個展に久しぶりに着物で出かけました。母の蝶の柄の紬に漆の帯です。バックは山葡萄のカゴ。以前から山葡萄がほしかったのですが、既成のものはお値段が高くて、これはアンティークショップで見つけた手ごろな値段の書類入れに、自分で持ち手と飾りをつけたお手製です。

金澤翔子展


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  共に生きる  です。

力強い書 金澤翔子展


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 金曜日、心が弱っていて作品に向かい合えなくて、気分転換に、渋谷のフェルメール展に出かけました。一階のギャラリーを通りかかった時、力強い書が目に飛び込んできました。金澤翔子さんの個展でした。最近テレビでもよく取り上げられているので、ご存知の方も多いと思います。翔子さんはダウン症という障害を持っていますが、その書の数々は、純粋で、力強く、美しかったです。ダウンショウはよく天使の贈り物といわれますが、ご家族にとっては、大変な事も多々あったことでしょう。でもその美しく、ひたむきな書は、見る人に感動をあたえます。障害ではなく個性なのだと思います。

 日曜に実際書かれる姿を拝見できるということで、改めて出かけました。  共に生きる 、5文字を真剣に書く姿は光り輝いていました。 今私たち日本人の目指しているテーマです。制作するときのまっすぐな姿勢、翔子さんからいっぱいエネルギーを頂きました。


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 渋谷bunnkamura のギャラリーで4月24日までです。

連休には、建長寺 建仁寺でも書展があるそうです。


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 可愛い翔子さん!!

 フェルメールは又後日、、、


田窪恭治展


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 先日日曜美術館で、壁面に無数の椿が描かれているのを見て、瞬間的にこれは見に行かねばと思いました。そして、その作家の経歴を聞いて、10年ぐらい前になるのでしょうか、NHKのある番組を思い出しました。フランスのノルマンディー地方の廃墟になった礼拝堂を、日本の画家が修復し、壁にりんごの絵を描いたというものでした。田窪恭治でした。あの番組を見た時の感激は忘れません。時を経て、又彼の作品に心を揺さぶられたのです。今回の展示はりんごの壁画については、習作と模型ですが、今進行している、琴平宮の藪椿の襖絵の様子が見られます。壁面いっぱいの椿は、東京の展示のための壁画でしたが、力をもらえるような作品です。 彼が絵を志すきっかけになったのが、子供の頃見た琴平宮にあった若冲の襖絵だったそうです。何かそんなエピソードにも感激してしまいました。

現代美術館で、5月の15日まで