東京みやげの「東京ばな奈」は
なぜ「奈」だけが漢字でしょう?
(画像はYAHOOニュース2022.10.4よりお借りしました。)
東京ばな奈「見ぃつけたっ」 は8個入で ¥1166(税込)だそうです。
Q.東京の名産品ではないバナナを使ったのはなぜ?
A.東京というのは、全国からいろんな人が集まるところで、
新しいふるさととなる場所。
だったら、日本中のみんなが親しみをもっているものを
テーマにお土産を開発しよう!ということで、
バナナにたどり着きました。
Q.“奈”だけ漢字なのはなぜ?
A.愛着を持ってもらうため、女の子の名前を
イメージしてつけました。・・・
リボンをつけているのも女の子だからです。
(以上はYAHOOニュース2022.10.4の記事からの抜粋です。)
商標「東京ばな奈」は商標登録されています。
(商標登録第4239432号)
登録日:平成11(1999)年 2月 12日
商標権者:株式会社グレープストーン
指定区分・商品:30類、菓子及びパン
「東京ばなな」としたら、
商標登録されていたでしょうか?
商標審査基準3条1項3号(記述的商標)では
次のように規定されています。
・商品の産地、販売地、品質、原材料その他の特徴等、
又は役務の提供の場所、質その他の特徴等のみからなる商標は、
本号に該当すると判断する。
・商品又は役務の特徴等を表示する2以上の標章からなる商標については、
原則として、本号に該当すると判断する。
「東京ばなな」とした場合、
販売地の「東京」+原材料の「ばなな」の
2つの記述的標章からなりますので、
3条1項3号違反で拒絶される可能性がありました。
「東京ばな奈」が商標登録された後、
平成27年12月29日(2015.12.29)に無効審判(無効2016-890001)が
請求されましたが、請求不成立(登録維持)となっています。
この審決において、「本件商標の指定商品の分野において,
「ばな奈」の構成文字が,果実「バナナ」を表すものとして,
普通に使用されているものとはいえない。」と判断されました。
「東京ばなな」を「東京ばな奈」としたのは正解でしたね!
ところで、商品パッケージに付けられた
東京ばな奈「見ぃつけたっ」も
商標登録(第4365652号)されています。
商品商標(商品に使う商標)だけでなく、
キャッチコピーも商標登録させていますので、
完ぺきですね!
東京ばなな「見ぃつけたっ」
なら記述的標章のみからなる商標ではないので、
商標登録されたかも。
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