「中小企業の知的財産活動に関する基本調査」が
平成31年4月に特許庁から発表されました。
<特許出願>
「2010年から2017年にかけての特許の出願件数、出願企業数、一社あたりの出願件数の推移を
企業規模別でみると、大企業では出願件数が減少傾向、出願企業数が増加傾向にある。
中小企業では、出願件数、出願企業数とも増加傾向にある。
一社あたりの出願件数(図示せず)を見ると、大企業では減少傾向、中小企業では増加傾向に
なっており、中小企業における特許の裾野が広がっていることがうかがえる。」
<意匠出願>
「2010年から2017年にかけての意匠の出願件数、出願企業数、一社あたりの出願件数の推移を
企業規模別でみると、大企業では出願件数が減少傾向、出願企業数はほぼ横ばいにある。
中小企業では、出願件数、出願企業数とも増加傾向にある。
一社あたりの出願件数(図示せず)を見ると、大企業では減少傾向、中小企業では横ばいと
なっている。」
<商標出願>
「2010年から2017年にかけての商標の出願件数、出願企業数、一社あたりの出願件数の推移を
企業規模別でみると、企業規模によらず、出願件数、出願企業数ともに増加傾向にある。
2016年から2017年にかけての出願件数について、大企業では1,500件程度、
中小企業では15,000件程度も増加している。
なお、一社あたりの出願件数(図示せず)は、大企業でほぼ横ばい、中小企業で増加傾向と
なっている。」
特許、意匠、商標の出願件数の傾向からいえることは、
知的財産の重要性が中小企業に認識されてきており、
特に商標の増加傾向が際立っています。
このため商標の審査結果待ちが以前は4ヶ月位だったのが
今は9ヶ月位になっています。
今商標を出願中の方はまだ結果が来ないのかと
思っていると思いますが、急な増加に特許庁が
対応できていないようです。
意匠は特許と比べて費用が1/3以下で済み、
早期に権利化(6ヶ月程度)でき、
部分意匠制度で以前よりも広い権利が取れるようになった
というメリットが中小企業に伝わっていないのではないかと思っています。
意匠で権利化を検討してみたいという方は
「お問い合わせ」からご連絡していただければと思います。
※追伸
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