ポイントを使用した新しい入札方法が特許になりました! | 知財を活用した「知財ポジショニング戦略」 徹底解説!

知財を活用した「知財ポジショニング戦略」 徹底解説!

仕組みやモノのアイデア権利化コンサルタント・弁理士 遠藤 和光

従来、物の購入者を決める方法(入札方法)として

最高入札値、早い順、抽選等がありますが、

いずれも負けた者が納得を得られにくいものになっています。

 

 

 

 

 

本特許はそれを改善した新しい入札方法です。

 

詳しくは特許権者が以下のページで説明しています。

【 特許取得に関するお知らせ】

 

 

 

【本特許の活用法】

上記のお知らせで以下の内容が紹介されています。
”「入札装置及びプログラム」を活用することにより、

例えば、繁忙期の公共交通機関や人気イベントのチケットの販売

イベント参加の優先権を公平に販売すること。

また、量販店や百貨店・小売店の人気商品や数量限定商品の販売などで、

集客力の強化や会員への優遇を平等にすること。

あるいは、既存のポイント事業におけるポイント値引きからの転換事業や

IT企業による新たなソフトの開発など、幅広く応用できるものと考えています。”
 

 

 

【本特許の内容】

【特許番号】特許第6470452号

【発明の名称】入札装置及びプログラム

【出願日】平成30年6月11日

【登録日】平成31年1月25日

【特許権者】リバイバルドラッグ

【請求項1】(下線部は補正により追加した部分)
 利用者が使用する端末装置からネットワークを介して入札を受け付ける入札装置であっ
て、
 一定期間内に使用可能な所定のポイント数のポイントを保有ポイントとして前記利用者
に付与する付与手段と、
 前記ネットワークを介してアクセスされた前記端末装置に複数の購入対象を含む入札画
面を提示するものであって、前記入札画面が識別情報が同一のN個の購入対象を含む場合
、前記N個の購入対象のそれぞれに対して異なるポイント数を入力可能な前記入札画面を
提示する
提示手段と、
 入札期間内に、前記端末装置から前記入札画面に含まれる前記複数の購入対象のうち選
択された前記購入対象及び当該購入対象に対して入力されたポイント数を入札ポイントと
して受け付ける受付手段と、
 前記入札期間の終了時に、前記入札ポイントに基づいて前記選択された購入対象の落札
者を決定する決定手段と、
 前記落札者となった利用者に対しては当該利用者の前記保有ポイントから前記入札ポイ
ントを減算し、落札できなかった前記利用者に対しては前記入札ポイントを当該利用者の
前記保有ポイントに戻す処理を行うポイント処理手段と、
 前記落札者に対して前記購入対象の購入費の決済処理を前記ポイントの処理とは別に行
う決済手段と、を備えた入札装置。

 

 

【下線部の要約】

従来ですと、同じ商品が10個あった場合に、

10個すべてを落札することになりますが、

本発明は10個それぞれに異なるポイントを入力できますので、

1個に多くのポイントを入力することにより

1個だけを落札することができるというものです。

 

 

 

【権利化までの経緯】

本特許は早期審査請求を行い、

拒絶理由通知が来てから審査官面接を行って

特許になっています。

公開特許公報(出願日から1年半後に発行)が

発行される前に特許公報が発行されています。

 

 

 

【早期審査請求のメリット】

主に2つあると思います。

(1)早期(約半年以内)に権利化できる。

(2)権利化できないことが分かった場合に

 明細書を補強して出し直しができる。

(自分が出願した公開特許公報で拒絶されない。)

 

 

 

【審査官面接のメリット】

主に2つあると思います。

(1)技術内容が書面では伝わり難い場合に

  審査官に技術内容を伝えることができる。

(2)権利化する方向を決めにくい場合に

 発明者が同席しているとその場で決められる。

 

 

 

本特許はビジネスモデル特許と言われるものです。

新しい情報処理の部分があり、

それにより新たな価値を提供できれば、

特許にできます。

このようなアイデアがありましたら相談してください。

 

 

 

 

※追伸

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