ライザップの高収益ビジネスモデルは
ポジショニングマップと
マーケティングミックス(4P)
から見えてきます!
ライザップと同じプライベートジムで
ポジショングマップを作成してみました。
横軸は価格、縦軸は食事制限の厳しさとしました。
会社設立日からポジショニングの取り方が分かります。
最初に登場したのはBellezzaです。
まあまあの価格で食事制限は緩い方で展開していました。
次は、24/7ワークアウトですが、
Bellezzaとまったく同じ価格になっています。
次に登場したのはライザップです。
ここで思い切って価格を10万円高い
高価格帯にシフトさせています。
食事制限も厳しい方にシフトして
勝負に出たっていう感じですね!
その次に登場したのはLivitoです。
ライザップよりも高い価格とし、
食事制限を緩くして差別化を図っています。
最後の登場したのは、エススリーです。
価格を最も安くし、かつ、
食事制限も緩くして差別化を図っています。
いずれの企業も既存の企業との差別化を意識して
ビジネスをやっているということが良く分かります!
結局ポジショニングって陣地取りゲーム
のようなものだと思います。
次にマーケティングミックス(4P)を作成してみました。
製品(Product)には、
知的財産権(商標、意匠、特許等)を含めています。
特許出願中が1件、意匠権が3件に対して商標権は81件もあり、
商標がダントツに多くなっています!
M&Aにより買収した企業が所有していた商標権を
ライザップに移転させたために数が多いのかもしれません。
価格(Price)は、金額の差が多少ありますが、他社も同様になっています。
流通(Place)も他社と同様ではないかと思います。
他社と差別化を図っているのは、
製品(Product)と広告・宣伝(Promotion)ですね!
しかも両者が密接に関係しています。
「結果にコミットする。」が商標登録
されていたことを知っていましたか?
出願人(RIZAPグループ株式会社)で
商標を調査したら出てきたので、ビックリしました!
広告・宣伝はビフォー、アフターの画像と
「結果にコミットするライザップ!
30日間全額返金保証!」
というまるでラップを聞いているような感じ。
キャッチフレーズを商標権で守ることで
広告・宣伝が他社に真似されない
不動のポジションを築いています。
出典:M&A Online 2016.11.10
売上高広告宣伝比率は、上の図に示すように、
スタート時は50%以上と高い値になっていましたが、
リーマンショック時は一時20%以下に下がり、
その後の数年間は20%をキープして
最近では20%以下になっています。
広告費トップ300社の過半数が数%以下ですので、
20%は非常に高い数字です。
ブランド力が強くなると、口コミによる宣伝効果が出てくるため、
広告宣伝比率を小さくしているのではないかと思います。
上手いやり方ですね!
商品について使用する商品商標や
役務(サービス)について使用する役務商標は
その商品又はサービスに限定されたものですが、
キャッチフレーズは、その企業や企業が提供する
商品やサービス全体に影響してきますので、
ハウスマークと同様に最重要の商標だといえます。
ライザップの高収益ビジネスモデルの秘密は
キャッチフレーズの商標権ではないでしょうか。
最近では、ライザップは英会話やゴルフ、
料理などにも進出していますが、
「結果にコミットする。」の商標は、
これらの新分野にも使えます。
商標の審査基準が緩和されて
キャッチフレーズが商標登録されやすくなっています。
(2016年4月1日から運用開始)
これからはキャッチフレーズの商標が増えてくるでしょう!
ビジネスをやっている方はキャッチフレーズの商標を
検討されてはどうでしょうか?
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