AKB商法は特許可能か? | 知財を活用した「知財ポジショニング戦略」 徹底解説!

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仕組みやモノのアイデア権利化コンサルタント・弁理士 遠藤 和光

握手券付きCDや投票券付きCDを販売するAKB商法というのがあります。

このAKB商法に支えられて2015年6月6日にAKB総選挙が行われました。私もついついテレビを見てしまいました。今回は、指原さんが1位を取りましたね。

AKB商法は私は素晴らしいアイデアだと思います。もう少し工夫すれば、AKB商法について特許を取れるかもしれません。そしてAKB商法が独占的に使用できるかもしれないと思います。

しかし、握手券や投票券はオマケのはずが、それを目当てにCDを購入している人もいて社会問題化しています。

複数のCDを購入すれば、それだけ長く又は複数回握手することができ、複数の投票権を獲得できます。これでは、本末転倒になっていますね。

それならいっそのこと握手券や投票券のみを販売し、投票権も一人一票にするような券の販売をしてはどうかと思います。


券に関しては、次の特許(特許第5592553号)があります

【特許請求の範囲】
【請求項1】
 興行情報が記載された本券と、
 該本券の一端側の端部に第1の切取線を介して分離可能に連設され、興行開始前所定時間内に来場した者に特典を付与する特典券と、
 該特典券の、該本券に連設される側と反対側の端部に、第2の切取線を介して分離可能に連設される来場者を入場可能にする入場券とを備え、
 観覧者が興行場に来場した際、興行主催者が該第1の切取線又は該第2の切取線で選択的に切り取ることができること
を特徴とする入場チケット。



この発明は、イベントへの早めの来場を促すために、例えばイベントが13時30分から開始する場合に、12時から13時に来場した人には、第2の切取線40cで入場券30を切り離して2つの特典を与え、13時から13時30分に来場した人には、第3の切取線40bで入場券30を切り離して1つの特典を与え、13時30分以降に来場した人には、第1の切取線40aで入場券30を切り離して特典を与えないというものです。


へーこんなんで特許になるんだって思いませんでしたか? 
そうです。こんなんで特許になるんです!
皆さんもなにか考えてみてください。
皆さんからのアイデアをお待ちしております。


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