100円ショップレベルの発明で起業も夢ではない! | 知財を活用した「知財ポジショニング戦略」 徹底解説!

知財を活用した「知財ポジショニング戦略」 徹底解説!

仕組みやモノのアイデア権利化コンサルタント・弁理士 遠藤 和光

100円ショップで売られている程度の発明でも特許(特許第2529617号)が取れ、年間1200万円の特許料収入を得ている方(鈴木孝之)がいます(「発明・アイデア成功マニュアル」発明学会編より)。

発明の名称は「ワンタッチ紙挟み」ですが、商品名「メモクリップ」として300円程度で販売されています。

実施料率を3%とすると、1個売れると実施料が9円になりますので、年間1200万円/9円=133万個売れていることになります。ずいぶん売れていますね!


























特許請求の範囲の請求項1には、次のように書かれています。
「【請求項1】
平板状のヒゲ板(3)があり、直角断面が円形で丸棒状外形を持ちその先端面がヒゲ板(3)底面に平行な平面形状を持つヒゲ(4)複数がこのヒゲ板(3)片側から斜め上向きに突出し、これら両者(3、4)がゴム材質又はゴムと同等の摩擦力及び弾性力を持つ材質にて一体化されてヒゲ板体(11)を構成し、このヒゲ板体(11)一対を対称的に用いてこれらヒゲ板体(11)双方から対向する各ヒゲ(4)先端面が互いに全面接触する状態に配置して、この状態を保つべく一対のヒゲ板体(11)を枠板(1、2)等の結合具を介して固定されて成るワンタッチ紙挾み。」

この発明を要約すると、一対のヒゲ板3、3の内側にヒゲ4を斜め上に向けてV字状に設けることにより、下から紙9を差し込むだけで簡単に紙をクリップできるというものです。

今回の事例のように、年間1200万円の収入があると、脱サラして起業し、年金に頼らない生活も夢ではないですね!


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