起業・独立は孤独や不安との戦い?実体験を書いてみました。
独立して丸3年が経ちました。
1年目に読んだ「会社員を辞めて起業する夢を追いかけて、人生台無しになった話」を改めて読む機会がありました。
この記事のタイトルは「人生台無しになった話」ですが、全く人生台無しになっていませんね。
若干タイトル誇張気味です笑
起業前と起業後の心境や環境の変化が書いてあり、更に起業前に問いかけておけばよかった5つの質問を掲げています。
この質問はこういう前フリがあって紹介されています。
紹介されている質問は5つ
自分自身に当てはめると…
今考えてもそれほど考えてなかったですし、今考えても当時考える必要がなかったかなーって話でした。
②に関しては、独身だったし、(今でも)
③は3〜5年は無職でも大丈夫なくらいあり、
④もサラリーマン時代、週90時間労働を1つの目安目標にしていたので、それほど苦でもなく…
敢えていうなら、
①の周囲からのプレッシャーを勝手に自分自身が感じていたと思います。
自分自身が思っているほど、誰も私のことなんか気にしてないはずなのですが、周りからどう思われるかが気になって仕方のない時期がありました。
あとは、⑤。
これに関しては未だに「何を成功とするか」は考えがまとまっていません。
どんな起業当初だったかは、2016年の8月ごろに「起業時に苦労する6つのことを読んで自分の起業時を考えてみた」という記事にまとめたので、読んでいただけたら幸いです。
上記の5つ以上に共感したのは、
という部分。
私の場合、プレッシャーはをかける友人や元同僚はいなかった(又は感じなかった)のでそこではないのですが、今までの友人や元同僚と話をしていても視点が違うと感じるときはありました。
会社員の時代は、同じ環境で同じ境遇で働く同僚が仲間としていたので、なんとなく一体感や同志意識みたいなものがありましたが、今それを感じられる機会が減りました。
ありがたいことに4つの会社の役員(うち2つ代表)をやっていますので、仲間の経営者がいて最近は少しずつ感じられるようになっています。
が、やはり会社員時代に感じていた一体感や同志意識にはまだまだ到達しません。
これが孤独に感じる1つ目。
もう1つは、
会社員時代は会社の方針に対して従えばよかったものが、今は自らが方針を決めなければいけない不安。
例えば、最近はじめたサービスの1つに「中小企業のバックオフィス業務をミニマムにする」という目標を掲げ、経営者が間接業務に時間をとられれず、売上に直結する仕事をできるように、経理や労務の仕事を代行するというものがあります。
詳しくはこちら
→【VOL145】記帳代行などの経理業務やバックオフィス業務を外注するメリット
このサービスを実際に展開するかはものすごく悩みました。
記帳代行や振込代行などの単純作業の付加価値は低く、いずれ機械化やAI、低賃金労働者に仕事を奪われていくのが目に見える将来としてあったからです。
今からこの事業領域に人を雇って参入するメリットがあるのか、リスクが大きいのではないかなど…
会社員時代であれば、この事業をやると決められれば、いかに成功させられるかだけを考えればよかったですが、独立をしたら自分自身が方向性も含め責任を持たなければいけません。
これはスタッフに相談しても、経営者仲間に相談しても、結局決断し責任を取るのは自分です。
ある程度、腹をくくらなければいけませんが、一度そっちの方向に走ってしませば、時間と労力、そして金銭的コストはそれなりにかかります。
常にそっちの方向に向かって良いのか…今後の時代の流れは…など考えなくていけないのは精神的に強いか、相当鈍感でないとやっていけません。
自分が儲けたいとか贅沢をしたいということではなく、独立するとお金のことを切り離して考えられなくなる人が多いはずです。
この記事にも、
とあります。
もちろん利益がでなくて生きるためにお金のことしか考えられなくなるケースもありますが、それなりに利益が出てもやはりお金の優先順位は会社員時代ほど下がりません。
少し無茶な仕事や、考え方から外れる仕事でも、
そのお金があれば、
・スタッフの昇給ができる
・リスクヘッジの投資ができる
と思ってしまい、将来のためには必要な仕事=お金だという発想になりがちです。
目の前のお客様に喜ばれるかとか、自分自身の理念や考え方に一致しているかとか、そういう部分より先に、漠然とした不安から脱却したがために目先の安定を求めたくなります。
安定してたいなら会社員に戻れば良いじゃんと自分にツッコミを入れたくなりますが…
利益は後、目の前のお客様に喜ばれ正しいと思うことを続けていく、そうすれば利益は後からついてくるというのも理屈ではわかっていますし、成功事例も見てきているのですが、そこはなかなか割り切れない部分があります笑
さらっと備忘録を書くつもりだったのですが、意外と長くなってしまいました。
また、3年後とかにこの備忘録を見てどう感じるかが楽しみです。
そういえばFacebookの過去のこの日で出てきたのですが、5年前は京都にいたようです。
5年前の銀閣寺
お金の話も出てきたし、金閣寺のほうが良かったかも…
このころ仕事でいろいろなところに行く機会があったので、出張ついでに観光もしてました。
しかもそれをFacebookで公開しているんですから、自由でしたね笑
自分で独立したことに後悔は全くありませんが、あのままあの仲間たちと同じ会社で働いていたら今頃どうなっていただろうかと考えることは、たまにあります。
それくらい楽しく、やりがいもある会社でした。
だからこそ、そこに戻る機会も用意されていたにも関わらず、それを投げ捨てて独立したわけですから、それ以上に楽しくやりがいのある仕事をしていこうという活力にもつながってます。
独立して丸3年が経ちました。
1年目に読んだ「会社員を辞めて起業する夢を追いかけて、人生台無しになった話」を改めて読む機会がありました。
起業して人生台無しになったのか?
この記事のタイトルは「人生台無しになった話」ですが、全く人生台無しになっていませんね。
若干タイトル誇張気味です笑
起業前と起業後の心境や環境の変化が書いてあり、更に起業前に問いかけておけばよかった5つの質問を掲げています。
起業前の自分に問いかける5つの質問
この質問はこういう前フリがあって紹介されています。
この辛い起業の旅を始める前に、自分に問いかけておけばよかったと思う質問が5つある。起業家を目指す人は、起業の一歩目としてこの5つの質問を自分に問いかけてみてほしい。
紹介されている質問は5つ
①周囲からのプレッシャーに耐えられるか
②どんなときにも支えてくれるパートナーがいるか、それとも独身か
③1年間分の資金はあるか
④毎日数時間の睡眠でやっていけるか
⑤なにを成功とするか
自分自身に当てはめると…
今考えてもそれほど考えてなかったですし、今考えても当時考える必要がなかったかなーって話でした。
②に関しては、独身だったし、(今でも)
③は3〜5年は無職でも大丈夫なくらいあり、
④もサラリーマン時代、週90時間労働を1つの目安目標にしていたので、それほど苦でもなく…
敢えていうなら、
①の周囲からのプレッシャーを勝手に自分自身が感じていたと思います。
自分自身が思っているほど、誰も私のことなんか気にしてないはずなのですが、周りからどう思われるかが気になって仕方のない時期がありました。
あとは、⑤。
これに関しては未だに「何を成功とするか」は考えがまとまっていません。
どんな起業当初だったかは、2016年の8月ごろに「起業時に苦労する6つのことを読んで自分の起業時を考えてみた」という記事にまとめたので、読んでいただけたら幸いです。
起業と孤独
上記の5つ以上に共感したのは、
会社を起こすということは、とても長い旅に出るということだ。それなのに僕は、周りの言うことにいちいちプレッシャーを感じていた。
僕は日に日に孤立し鬱状態になり、友人の誘いを断るようになっていった。僕の会社は、周りが思うほど早く結果が出なかったし、僕はFacebookやTwitterだって成功するまで何年もかかったことをいちいち説明することに疲れていた。
気が休まるのは、数少ない起業家の友人と一緒にいるときだけだった。起業家は起業家同士でしか理解しあえない、というのは本当だった。
という部分。
私の場合、プレッシャーはをかける友人や元同僚はいなかった(又は感じなかった)のでそこではないのですが、今までの友人や元同僚と話をしていても視点が違うと感じるときはありました。
会社員の時代は、同じ環境で同じ境遇で働く同僚が仲間としていたので、なんとなく一体感や同志意識みたいなものがありましたが、今それを感じられる機会が減りました。
ありがたいことに4つの会社の役員(うち2つ代表)をやっていますので、仲間の経営者がいて最近は少しずつ感じられるようになっています。
が、やはり会社員時代に感じていた一体感や同志意識にはまだまだ到達しません。
これが孤独に感じる1つ目。
もう1つは、
会社員時代は会社の方針に対して従えばよかったものが、今は自らが方針を決めなければいけない不安。
例えば、最近はじめたサービスの1つに「中小企業のバックオフィス業務をミニマムにする」という目標を掲げ、経営者が間接業務に時間をとられれず、売上に直結する仕事をできるように、経理や労務の仕事を代行するというものがあります。
詳しくはこちら
→【VOL145】記帳代行などの経理業務やバックオフィス業務を外注するメリット
このサービスを実際に展開するかはものすごく悩みました。
記帳代行や振込代行などの単純作業の付加価値は低く、いずれ機械化やAI、低賃金労働者に仕事を奪われていくのが目に見える将来としてあったからです。
今からこの事業領域に人を雇って参入するメリットがあるのか、リスクが大きいのではないかなど…
会社員時代であれば、この事業をやると決められれば、いかに成功させられるかだけを考えればよかったですが、独立をしたら自分自身が方向性も含め責任を持たなければいけません。
これはスタッフに相談しても、経営者仲間に相談しても、結局決断し責任を取るのは自分です。
ある程度、腹をくくらなければいけませんが、一度そっちの方向に走ってしませば、時間と労力、そして金銭的コストはそれなりにかかります。
常にそっちの方向に向かって良いのか…今後の時代の流れは…など考えなくていけないのは精神的に強いか、相当鈍感でないとやっていけません。
金、かね、カネ
自分が儲けたいとか贅沢をしたいということではなく、独立するとお金のことを切り離して考えられなくなる人が多いはずです。
この記事にも、
金、金、金
周囲のプレッシャーと孤独感だけでは足りなかったのか、僕はまた新しいストレスの種を抱えるようになった。思っていたより早く資金が減っていったのだ。
このストレスは、僕の生産性と正しい判断を下す能力を下げた。僕はパニックに陥り、ビジネスを成功させて利益を出すことを急ぐようになっていた。
とあります。
もちろん利益がでなくて生きるためにお金のことしか考えられなくなるケースもありますが、それなりに利益が出てもやはりお金の優先順位は会社員時代ほど下がりません。
少し無茶な仕事や、考え方から外れる仕事でも、
そのお金があれば、
・スタッフの昇給ができる
・リスクヘッジの投資ができる
と思ってしまい、将来のためには必要な仕事=お金だという発想になりがちです。
目の前のお客様に喜ばれるかとか、自分自身の理念や考え方に一致しているかとか、そういう部分より先に、漠然とした不安から脱却したがために目先の安定を求めたくなります。
安定してたいなら会社員に戻れば良いじゃんと自分にツッコミを入れたくなりますが…
利益は後、目の前のお客様に喜ばれ正しいと思うことを続けていく、そうすれば利益は後からついてくるというのも理屈ではわかっていますし、成功事例も見てきているのですが、そこはなかなか割り切れない部分があります笑
編集後記
さらっと備忘録を書くつもりだったのですが、意外と長くなってしまいました。
また、3年後とかにこの備忘録を見てどう感じるかが楽しみです。
そういえばFacebookの過去のこの日で出てきたのですが、5年前は京都にいたようです。
5年前の銀閣寺
お金の話も出てきたし、金閣寺のほうが良かったかも…
このころ仕事でいろいろなところに行く機会があったので、出張ついでに観光もしてました。
しかもそれをFacebookで公開しているんですから、自由でしたね笑
自分で独立したことに後悔は全くありませんが、あのままあの仲間たちと同じ会社で働いていたら今頃どうなっていただろうかと考えることは、たまにあります。
それくらい楽しく、やりがいもある会社でした。
だからこそ、そこに戻る機会も用意されていたにも関わらず、それを投げ捨てて独立したわけですから、それ以上に楽しくやりがいのある仕事をしていこうという活力にもつながってます。