色が正しく見えるRa99AAAの非LED色評価用照明を使う、
イルドクルールのプロ診断では、パーソナルカラー診断に使える照明か使う価値のない照明か検査紙が判断します。
画像は、検査紙を供給するPANTONEのコンテンツですが、
画像のように、ベージュの色面が2分するところ、つまり照明下では、目の前の色が正確に見えていないので注意が必要なのと、その環境下でのデザイン制作や色の判定や色の選定といった色に関わる作業は無効になるという警告です。
イルドクルールとイルドクルール関連のプロカラーリストは、この検査紙を常に常備し、
カラー診断の光環境が一定で基準をクリアしていることを目の前でお見せできます。
実際、イルドクルールが使用する色評価用照明でこのカードを見ると、色面がほぼ一色に見え、
カラー/色彩に関わる専門的な環境であることが一目でご理解いただけます。
もちろん、これは簡易的な検査紙、イルドクルールでは計測器を持ち歩き、
各地の販売の現場やスクール、教育施設や会議室の照明環境の光を計測。
▼こちらの分光分布は、イルドクルールのカラーサロンの実測値です。
(演色評価指数/実測Ra99、色温度適正、照度1,000lx)
色温度や照度、演色評価指数を計測して、
カラー診断やカラーコンサルに不適切な環境下ではサービスを行っていません。
「どのような商業施設がパーソナルカラー診断に不適切なのか?」
と、ご質問もいただきますが、
まず、窓のない大型商業施設は不適切、というより夜間の診断と同じで最悪の環境です。
他に、地下の階にある商業施設や店舗は、カラー診断を行える環境にありません。
参照すること以上に、環境の光と照度を確保する上で、窓があって自然光(東や南、西からの自然光は逆にカラー診断には邪魔で判断を狂わせます)が北から入る環境が良いでしょう。
ただ、ビルの谷間等で自然光を期待できない場所は、窓のない大型商業施設や地階にあるショップや商業施設と同じで、プロのカラーリストは責任が持てないのでパーソナルカラー診断は、たとえ簡易なものでもいたしません。
イルドクルールでは、イベントやデモでも色評価用照明を持ち込んで実施するのは、(会場やお店での照明では)色がわからなくなるからです。
▼たとえば、ある会議室はこんな感じ。
(演色評価指数/実測Ra70、色温度6,500k相当、照度400lx)
▼あるデパートはこんな感じ(コスメ)
(演色評価指数/実測Ra70後半、色温度4,000/不適正、照度500lx)
特に急速に導入が始まった、商業施設のLED照明だけ(汎用の複数種類のLEDの混合が一番リスキーです)や、色がわかりにくいLED100%の光を頼りにカラー診断をすることが、現状最もカラー診断のクオリティを低下させている原因で注意が必要です。