色彩検定を独学で試験をクリアなさる方もおいでです。
いくつかある色彩検定試験自体は、国家資格でもないので、独学で受験すること自体何ら問題はありません。
ただ、
「独学で受験すること自体何ら問題はありません。」
とは、ご自身が単に検定試験にパスすると言う目的を達成する目的なら、というある意味条件付きとも解釈してください。
では、色彩検定を色彩の専門教育を受ける/学ぶ希望の方を想定して、色彩検定のテキスト自体を義務教育で置き換えて考えてみましょう。
義務教育のテキストは、機関がクオリティを管理し、書かれている内容は過不足無い、出版社ごとに大きな特色も無い平均的なものでしょう。
ただ教科書というもの、日本史であれは、授業を行う教員によって、豊臣秀吉の記述は無機質的に史上の記録をトレースすることと、関連する年号、つまり「大坂夏の陣」等々の関連年号暗記が要点になるかもしれませんし、テストにも出ます。
それは、もし日本史を、通学がままならず、自宅で独学する方々にも同じことです。
入試対策の過去問題集や試験対策はそこに重点が置かれます。
一方、専門性の高く歴史に造詣の深い日本史の教員が伝える授業はどのようなものでしょう。
極端ですが、歴史や社会の授業を嫌いな児童生徒を夢中にさせるくらいの器量のある、しかもライブ感のある教員ではなく「教師」に出会った児童生徒の未来、将来は、そこで変わる可能性さえあります。
誤解があっては困りますので、続けますが、
色彩検定を独学で取り組まれるのは、特に問題はないと考えます。
ただ、実務としての色彩の知識やノウハウが必要な業種や、将来に備える方々には、独学はリスクがあります。
それは、教科書が100%とすれば、独学で得る知識はマックスで100。
ただ、そのマックスの100も、教科書の範囲を超えるマックスとは言えません。
ということは、教科書より幅や深みのある色彩学としての情報は入ってこないのです。
かと言って、色彩検定対策指導に特化した先生や講師の方々が最適であるかと言いますと、
それも、テキストをご指導する範囲での指導者であるだけですから、試験対策としては適任でも、デザインや建築、服飾や販売にかかわる方々には、説明不足、経験不足は起きます。
イルドクルールでは、染織、デザイン、工芸、アート、もちろん、美術、建築や印刷やサイン、デジタルクリエイティブに関わった人材が、色彩学講義の指導担当しています。
もちろん、その中には色彩心理やパーソナルカラーも含まれています。
当然、最新のカラーマネジメントや、景観色彩、ユニバーサルデザインも。
せっかく色彩の学びにふれられるのなら、独学ではあらかじめリミットを設けるようなもの。
もったいないというお話です。







































