女主人様は出勤途上、道を歩いていて、
最近の持病みたいになっている地面や天井がグルグル回る状態になり、
気分が悪くなって座り込みましたが、
近頃出勤で道筋が一緒になる、これまで話したことも無い中年男性が、
心配して様子を見て、救急車を呼んでくれたそうなのでした。
召使ジジイに電話して来たときには、少し気分が良くなったので、
「今、救急車が来るのを待っているの」と、連絡することが出来たのだそうです。
カリノ邸へ一緒に歩いて帰りながら、女主人様が仰るには、
救急車から二人降りて来られて、救急車の中でいろいろ検査をされたそうです。
呼吸や血圧、脈拍、血中酸素濃度などの検査を受けたそうですが、
自分で家に電話出来るほどに回復していたのですから当然のことでしょうが、
「特に問題となる症状はありませんので、救急搬送は致しません」、
みたいなことを言われたそうです。
それで、救急車が去っていったあと、とりあえず家に一度帰ろうと、
一人で歩いて帰って来られていたところに、
召使ジジイが探しに来たのに出くわしたのだそうです。
なお、119番していただいた男性は、救急隊の方から、身元確認されていたそうです。
なお、グルグル症状申告ですから、
目がグルグル回っていないかどうかを確認されたかどうかは、聞きそびれてしまいました。
そして女主人様は、薬を飲んで、カリノ邸で30分ほど休憩されていましたが、
気分が良くなったので、会社に行って、自分の分担の仕事を片付けると仰り、
今度はタクシーで出勤され、夕方まで仕事をされて、帰って来られたのでした。