祖父の墓参りの思い出1  2023/07/21 | かずとのたびのブログ いい出会いと記憶 田舎爺の人生

かずとのたびのブログ いい出会いと記憶 田舎爺の人生

「画像はほとんど拝借です」
爺の故郷は山の裾 トンボも蝶チョも飛んでいた
過ぎ来し方を振り返り 明るく生きて参ります
孫の成長楽しみに いつか旅立つその日まで

+++++++

 

祖母が、まだ、佐賀県嬉野町で、伯母と一緒に暮らしていた頃、

夏休みになると、祖母(母の母)に連れられて、祖父(母の父)の墓参りに行った。

 

小学5年から中学1年までは次兄と一緒に、(昭和38年~昭和40年)

中学2年から高校3年までは私一人で、祖母について行った。(同41年~45年)

 

もう、52年も昔のことだ。

 

 

祖母は、私達に祖父の墓を教えておきたくて連れて行ったのか、

それとも単に荷物持ちだったのか、祖母も伯母も母もいないので、もはや聞くすべはない。

 

+++++++

 

墓参りに行くには、嬉野から西肥バスに乗った。

  嬉野には、国鉄バスと祐徳バスと西肥バスがあったのだが、そのうちの西肥バスだった。

 

  国鉄バスというのは、JRは隣町を通り、嬉野には乗り入れていなかったのだが、

  (この度の西九州新幹線では嬉野駅が出来た)

 

  嬉野までのお客が多かったので、武雄温泉から嬉野まで、

  国鉄がバスを運行していたのである。国鉄らしい?赤いバスだった。

 

西肥バスは国道34号線を嬉野から武雄方面に行き、

日の出城から西に曲がって、波佐見方面に向かった。

 

30分ほど走ると、内海(うちのみ)というバス停について、

そこでバスを乗り換えた。

 

上の地図で、緑の矢印↓が点いている地点である。

下の地図では、矢印の下に、内海らしき文字と、バス停のマークが見えている。

 

 

内海は、バスの乗換駅、いわばターミナルがあるのだから、結構賑やかな街ではあった。

そこで少し待ってバスを乗り換え、また20~30分ほど乗って行ってバスを降りた。

 

何というバス停で降りたのか、もっときちんと覚えておけばよかったと、

今になって思うが、覚えていないので、しょうがない。

 

私にとっては、厳木町本山浦田の自分の実世界から、

祖母と伯母の住む嬉野というパラレルワールドに身を移し、

 

そこからさらに、祖父の墓という第3のパラレルワールドに進むのだから、

夢の中の夢という感じで、不思議な時間だった。

 

ちなみに、祖父は私が物心ついた時にはもう亡くなっていて、

祖母の家の居間に掲げてあった写真でしか会ったことはない。

 

(続きます)