A判定を3回移植しましたが着床しませんでしたがPGTが合わないケースはどうしたら良いでしょうか? | 両角 和人(生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療専門医の立場から不妊治療、体外受精、腹腔鏡手術について説明します。また最新の生殖医療の話題や情報を、文献を元に提供します。銀座のレストランやハワイ情報も書いてます。

A判定を3回移植しましたが着床しませんでしたがPGTが合わないケースはどうしたら良いでしょうか?腹腔鏡手術もしております。

 

この様なご質問がありましたのでお答えします。

 

A判定を移植すると6割は妊娠します。そして1割は流産しますがほとんど生まれます。

3回移植しても妊娠しないとなるとPGTが合わないことになります。

凍結融解やバイオプシーが影響を与えていることが疑われます。

A判定が複数できたらまずは結果が出ると言うことは疑いないことですが、やはり医療でありどんな治療法にも合う合わないがあります。

ここは治療法を変えることが良いです。

具体的には新鮮初期胚複数移植(ふりかけを目指す)をお勧めします。

当院でも同様の方法で結果を出しております。

新鮮胚移植は凍結や融解やバイオプシーをせず胚への負担がありません。

新鮮胚を過去にしている方でも刺激方法や受精方法を変え諦めず挑戦することをお勧めします。