日本とアメリカのARTの違い 日本は高齢化 | 両角 和人(生殖医療専門医)のブログ

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日本とアメリカのARTの統計を読んでいると様々な相違があります。

成功率、年齢、治療費、保険、PGT-A、移植胚数、卵子提供、新鮮胚率など実に大きく異なります。

 

違いの一つに年齢が挙げられます。

以下の様にアメリカは40歳未満が8割を占めています。

特に35歳未満が4割を占めています。

 

平均年齢は35歳です。

 

 

 

日本は以下の様に41歳が最も多い事がわかります。

 

 

つまり日本とアメリカでは6歳平均年齢が異なり、日本が高齢化している事がわかります。

 

参考資料

Figures from the 2016 Assisted Reproductive Technology National Summary Report