移植と移植の間に自然妊娠する方の共通点は | 両角 和人(生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療専門医の立場から不妊治療、体外受精、腹腔鏡手術について説明します。また最新の生殖医療の話題や情報を、文献を元に提供します。銀座のレストランやハワイ情報も書いてます。

体外受精治療のお休み中に妊娠されるケースがありますが、本当に素晴らしいことだと思います。

移植で結果を出せなく担当医として少し恥ずかしく、申し訳ない気持ちもありますが、どんな形でも結果が出ることは嬉しく、そしてやはり自然妊娠が二人にとって一番良いと思います。


その様な患者さんに共通していることととして、腹腔鏡手術をして翌月に移植を控えているケースがあります。腹腔鏡手術により自然妊娠しやすい状態になっておりある意味当然ではあります。そして「凍結胚は二人目で使いたいと思います」と言って本当に二人目を凍結胚で妊娠される方がいます。年齢も上がり若い胚で妊娠できるため作戦通りだと思います。

 

その他に共通する事としては、「二人でリラックスできる様に旅行に行ってきました」、「最初の頃を思い出してタイミングなどあまり気にしない様にしました」、この様な意見がとても多い印象があります。

ストレスを極力なくし、その結果として自然妊娠につながったのだと思います。