DuoStimの有効性 | 両角 和人のブログ

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DuoStimは卵巣機能が低下している場合に1周期に2回採卵ができ凍結胚が貯まり時間の短縮になりとても有効な刺激方法であり当院でも多く行っております。これに関しての報告がありましたので紹介します。

 

卵巣予備能の低下した患者にDuoStimを行うと妊娠率が改善できるかを検討しています。 

 

1群は通常の卵胞期の刺激、2群は採卵後4日目から再度刺激するDuoStim。

この2群において採卵数、胚盤胞数、妊娠率を比較検討しています。

 

年齢は 1群では平均 36.0歳、2群では平均 36.7歳。

AMHはそれぞれ0.89ng/mLと0.94ng/mLで差異はなし。

採卵数は 1群では平均 4.4個、2群では平均 8.8個で統計的有意差あり。

MI期卵は3.9個と7.4個

胚盤胞数は1.8個と2.7個 (2群において高い値が得られた)

凍結胚移植を行った場合の成績

妊娠率は1群 41.7%(30/72)、2群 51.3% (39/76)で2群において有意に高い値。

流産率は1群16.7%(5/30)、2群 7.7%(3/39)で有意差なし。

 

結論 

卵巣機能が低下している場合にDuoStimを行うと通常の刺激群と比較し採卵数が増え胚盤胞数も増え妊娠率も高くなることがわかりました。

 

Human Reproduction, Vol 33, No.Suppl pp. i1–i508, 2018 


O-178 Double stimulation in a single menstrual cycle in patients with reduced ovarian reserve: hormonal characteristics, cumulus cell gene expression, embryological and clinical outcome

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