少量の精液をスマートフォンで撮影し、精子の数を自分で確認できる器具を、独協医科大学と米国のイリノイ大学の共同チームが開発した。
自宅で気軽に使え、基準の数と比べることで男性不妊の早期発見につながると期待される。10日、米国泌尿器科学会で発表する。
器具はプラスチック製で、拡大機能のある直径0・8ミリの球形レンズが組み込まれている。器具をスマホのカメラ部分に装着し、球形レンズの上に透明のフィルムを敷いたうえでスポイトで採取した精液を1滴たらす。約1秒間、動画を撮影し、その画像から精子を数え、精子濃度を推定する。
研究チームは、男性50人の精液について、3種類のスマホで撮影した結果と、医療機関で行われる自動解析の結果を比較した。その結果、医療機関で自然妊娠が難しいと判定された男性の場合、75~91%はスマホでも判定が可能だった。
自宅で気軽に使え、基準の数と比べることで男性不妊の早期発見につながると期待される。10日、米国泌尿器科学会で発表する。
器具はプラスチック製で、拡大機能のある直径0・8ミリの球形レンズが組み込まれている。器具をスマホのカメラ部分に装着し、球形レンズの上に透明のフィルムを敷いたうえでスポイトで採取した精液を1滴たらす。約1秒間、動画を撮影し、その画像から精子を数え、精子濃度を推定する。
研究チームは、男性50人の精液について、3種類のスマホで撮影した結果と、医療機関で行われる自動解析の結果を比較した。その結果、医療機関で自然妊娠が難しいと判定された男性の場合、75~91%はスマホでも判定が可能だった。
http://sp.yomiuri.co.jp/science/20160502-OYT1T50143.html?from=ytop_main7