自然周期での凍結胚移植:生理不順な場合 | 両角 和人(生殖医療専門医)のブログ

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自然周期での凍結胚移植:生理不順な場合


自然周期で凍結胚を胚移植する場合、生理が不順な場合には排卵日が特定することが難しいため通院日が多くなることがあります。


通院日が多くなるとどうしても負担が多くなるため、出来れば少ない通院回数で排卵日を特定できる事が望ましいです。


ご自身で排卵検査薬を使うことが可能であれば、大体予想排卵日の数日前から朝の濃い尿で検査をすると良いかと思います。


検査薬が濃くなった時点で診察の予約を取り、排卵日直前で診察を受ければ、排卵日の特定がかなり容易になります。(排卵検査薬を病院へ持参するとよいかと思います)


その際に採血を行うことでより正確に排卵日を特定することが可能になります。


理想としては排卵直前で見ることが好ましいのですが、E2、P4、LHの採血を行うことで、排卵直後でも排卵日を特定することが可能になります。