6日目胚盤胞 | 両角 和人(生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療専門医の立場から不妊治療、体外受精、腹腔鏡手術について説明します。また最新の生殖医療の話題や情報を、文献を元に提供します。銀座のレストランやハワイ情報も書いてます。

「6日目胚盤胞と5日目胚盤胞のどちらが妊娠率が高いか」、というご質問がありましたのでお答えします。


以前の記事で同様な事を記事にしておりますのでこちらも参考にして頂きたいと思います。

以下リンクを張ります。

http://ameblo.jp/kazutom/entry-10984993691.html


以前の記事での結論を再度記載します。

「6日目の胚盤胞といった少し発生が遅い胚盤胞でも、グレードの良い胚盤胞になれば、一旦凍結して、その後融解胚移植を行えば、5日目の胚盤胞とほぼ同様の成績が得られるということになります。」


もし5日目と6日目の胚盤胞が2個出来て凍結した場合、この2個の胚盤胞のグレードが同じ場合には、5日目の胚盤胞から移植すべきだと考えます。

やはり発生が早い胚盤胞の方が妊娠率が若干高い印象があります。


なお発生が早い胚盤胞は男の子になりやすい傾向があるという報告もあります。

こちら も参考にしてください。