懐かしい食べ物に再会した。 | 木村和人、パパ木村、或いは、キムキムと呼ばれる男。

木村和人、パパ木村、或いは、キムキムと呼ばれる男。

ほぼ三つの呼び名が存在しますが、ほぼ同一人物かと思います。

例年、フルートの上松さんのバックで伺う新年会での演奏があり、お食事を頂いておりますと、前菜の中に20年ぶりに再会した食べ物を発見!
木村和人、パパ木村、或いは、キムキムと呼ばれる男。
↑の写真の上部にある小鉢の中に赤い物体があります。



拡大しますとこちら↓。
木村和人、パパ木村、或いは、キムキムと呼ばれる男。

細長い、えもいわれぬ形状のこいつは実家のある東北では、チョコチョコお目にかかる機会がありましたが、関西に移住してからはその存在はすっかり忘れておりまして、(といっても東北はめっちゃよく食べる・・・というわけではないので)最低でも20年はお目にかかっておりませなんだ。
同席した方々も、初めて見たとのこと。

で、この、見方によってはポップorグロな食べ物は、田舎では「チョロギ」と呼ばれていまして、その軽めの音の響きから、子供心に、

「んな、アホな。きっとおかあちゃんの勝手に付けた名前だろが」

と、(会津弁で)思った次第で、その名前を俗称の類と信じ込んでいたので、まぁ、ヒットすることはあるまいと思いながらも検索。

げ!
俗称じゃない!

ウィキに載ってるがな。
チョロギ
・「丁呂木」「丁梠木」と書かれたりする。祝い事の際に食べる場合、縁起 をかついで「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」などと書かれることもある。元々は中国語 の「朝露葱」を日本語読みにしたものではないかと言われている。またその形からネジ芋、法螺芋と呼ばれることもある。

・日本では東北地方 を中心に栽培されているが、京都 など西の各地でも栽培されている。
                   (ウィキより抜粋)

中国語の日本語読みで「ちょうろねぎ」→「ちょろぎ」説か・・・。
どうせなら「あさつゆねぎ」方面のほうが美しいような気がしますが、あの形やもんな・・・。

「縁起をかついで」書き方が色々あるってことは、縁起を担ぐようなときに食べるんだな、きっと。
何で縁起を担ぐようなときに珍重されるのかの理由なんかがあると面白いのだが・・・。

あら!
「おせちにはチョロギ」
みたいな事を書いたサイトがわんさかあるようで。
やっぱり、縁起ものなんですね。

あ、忘れてましたが、これは植物の根っこです。
みりゃ分かる、という方もいらっしゃるかと思いますが、本当に最初に見たときは、「虫か?」なんて思ったので念のため。

それを、染色して上の画像ではきれいな赤色なわけですが、田舎のチョロギは黒に近い紫色で(多分紫蘇で染色したのでないかと)、グロ具合は中々のもんでした。

食感はシャリシャリとした・・・、要は、お漬物です。


・・・とまぁ、今日もオトシどころがないので、おやすみなさい。

きょうの漬け物/濱田 千香