cocido ~ the Police …② | 木村和人、パパ木村、或いは、キムキムと呼ばれる男。

木村和人、パパ木村、或いは、キムキムと呼ばれる男。

ほぼ三つの呼び名が存在しますが、ほぼ同一人物かと思います。

・・・上のエントリの続き。

この日は現場近くの出し入れ自由な駐車場を利用。
機材を出し終えてもういっぺん駐車場に入庫し、地下鉄にて京セラドームへ。
確かに一時期の我が青春の一ページを飾った筈の、ザ・ポリスのドーム公演へと向かったのであります。

オープニング・アクトのフィクション・プレインは、スティングの息子さんのバンド。
しかし、こちらの演奏には間に合いそうもない時間帯に地下鉄に乗り込みますが、そのあたりから心なしか若者の姿が消え始めました。
私同様、遅刻覚悟で参戦のお客さんも沢山いる模様。

そしてドーム到着も、本編ポリスの時間には余裕がありそうなのでマクドナルドで軽食→開場入り。

・・・と、席に向かう通路で係員が急にメガホンで、

ただ今よりサイン会を行ないます

とのアナウンス。

で、何故かその急場ごしらえの、サイン会場用通路が、ただ歩いていただけの私のまん前に開けてしまった。
ちょっと説明が難しいのですが、ただ人の流れに乗って歩いていただけなのに、
ハイ!ここから!
と私が列の先頭にされてしまったのです。

しゃ~ないがな。
もらいますわ。サイン。
でも、サインや言われても、極力身軽になる為車に荷物は置いてきた。
レシートの裏にして、なんて言ったら傷付くやろうしなぁ・・・。
で、とっさに、背中を突き出してしまった私・・・。

?全員してくれるわけじゃないのね・・・。
というか、演奏見てないし誰が何やってたのか、いや、どれがスティングの息子かすらワカラン。
結果的にどこぞの誰かも分らん人にサインを貰ってしまった、しかもおきにのべストに(私信:ジュンちゃんスマン!)。
それでも幸運だったのは、割と控えめに書いてくれたので(画像はアップです)あまり目立たず普段の着用には問題なさそう、という事で・・・。



さて、大いに気を取り直して、席へ向かうと友人が先着しておりました。
今回は学生時代の友人と久々に会うためのコンサートでもあったのです。
スタンド席の最前列でしたが、位置的にはアリーナ最後尾とさほど変わらぬ距離感。


いや、これが疲れた体に最高の立地でして、この日、ほぼ持病と化している腰痛と足の痺れは最高潮に達し、往路は殆ど足を引きずっておったのですが、前編座って鑑賞できたのです。

アリーナのお客さんは本編前のSE から総立ち状態で、前の人が立ったら自分も立たないと見れません。
特にガンガンに踊るとかでなければ折角椅子があるのにもったいないと思うんですが、大きなお世話ですね、すみません。



さて、思えば、私はドームでのコンサートは初めて。
見かけ通りの音周りですね。
ヤマビコもあります。
とは言え、それが全てではないので、懐かしい曲のオンパレードに、ああ、ええな~と。

それにしても、ポリスが好きだった頃というのは中学、高校生の頃で、解散してからはスティングへと興味が移った事もあり、ポリスが好きなのとスティングがすきなのは不可分のものでありました。

ところが、いつの間にやら、何の因果か打楽器奏者となりまして、そうなると視点が変わるものです。
スチュワート・コープランドの方にやたら目が行くのですね。

スクリーンでしか様子を伺えないのですが、ドラムセットとパーカッションを並べての演奏。

同期ものをを走らせる時はパーカッションセットの方へ移るというスタイルですが、グロッケンかヴィブラフォンか、といったものを器用に叩いたり、ベルツリーなど、主に金物パーカッションセットに、ドラムセットはタマ、シンバルはパイステといった感じで、背後にはこれもパイステの身の丈と変わらぬほどの口径の銅鑼!でかい!
あ、オクタバンとかもセットしてありました。
スプラッシュ的な役割にパイステのアクセント・シンバル(キュィ~ンといった音)を多用。

それにしても、キックとスネアの轟音具合がすごい。
音響を差し引いても、聞こえてくる音量バランスとしてはキック&スネア7、ハイハット&シンバル3、といった具合。
スネアはほぼ毎ショット顔ぐらいの位置から、レギューラー・グリップで振り下ろし。
加えて速いBPMの4つ打ちの曲ではアッチェルしてるのかと思うほどで、いやはや無尽蔵の体力か・・・。

アンディー・サマーズはというと、「ロクサーヌ」のイントロのギターカッティングの破壊的な響きは、クラッシュの「ロンドンコーリング」かと、一瞬思いましたよ・・・。

スティングももちろん熱唱。

MCナシで一時間半以上、全力疾走のおっさん達でした。


やっぱり楽曲が好きなんで、大変楽しませて頂いたのですが、なんですか、終わった途端ダッシュする人が沢山・・・。

ドーム級のコンサートともなると、退場時に一斉に観客が移動したのでは、移動の効率も悪く危険、という事で「規制退場」として、エリアごとに退場、という形になるようですが、それを見越して、というか、我先に係員の制止を振り切って退場を始める人多数。
果たして、この人たちの中に本当に急がねばならぬ理由がある人が幾人いらっしゃるのか・・・。
最後にいやなもの見ましたな。


シンクロニシティー・コンサート