MotoGP/リスクを伴うスポーツなだけに。。。 | 坂田和人 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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今年になって10代のライダーが3名亡くなっています。<9/25ブログ

ベルタ・ビニャーレス(M.ビニャーレスの従兄弟)の事故死後、その対策についてドルナスポーツではワーキンググループを社内に設置し動き出しているようです。

 

 

主観ですが、「リスクを伴うスポーツ」それを少しでも軽減することができるのは、「ルールを守ること」だと思います。そのルールを守れないのであれば、罰則をもっと厳しくしてルールを守る必要性を強く伝え続けなくてはならないと思います。

 

昨日のブログでも書きましたが「V.ロッシやA.ドビツィオーゾ、D.ペドロサ、J.ロレンソなど、ひと世代前のライダーがいなくなると、危険な走りなどに対して警鐘を鳴らしたり大切なことを伝えるライダーがいなくなってしまうのは残念なこと…。」

 

個人的には、参加年齢引き上げが直接の事故軽減に繋がるとは思わないが、ことの重大さを認識するのは年齢や経験値によって変わってくることでしょう。

 

 

日テレG+の解説において、常日頃「ペナルティが甘過ぎる」と言っていますが、単にそのライダーを懲らしめた方が良いと言う意味ではなく、私は他のライダーに対しても事故抑止・抑制のために「ペナルティが甘過ぎる」と伝えてきました。

 

多くの若手ライダーはMotoGPを観て、MotoGPの走り方がお手本と思い育っていきます。若手ライダーは、「MotoGPでやっていることは良いこと」と思うケースは多いでしょう。

そのため、MotoGPからルールとモラルの徹底・厳罰が必要とされるのではないでしょうか。

 

ブログでも何度か書いたことがありますが、MotoGP界もMoto3クラスの低年齢化が進み、「アグレッシブ」と「危険な走行」をはき違えているライダーが多くなっているように思えます。

幼少期からバイクに乗りはじめ、その慣れ親しみのせいか、「モータースポーツは常に危険と隣り合わせのスポーツ」という認識が足りていないのではないでしょうか。

 

そのため、接触によるペナルティーもある程度の線引きを行う必要があると思います。(かなり難しいとは思いますが)

3名が亡くなったレースの主催は、MotoGPを牽引しているドルナスポーツ(Dorna Sports,S.L.)ですので、そういった意味でもMotoGPでのルールとモラル、厳罰を徹底していく必要があると思います。

若手ライダーの死亡事故の続発によって、モーターサイクルレースの安全性向上と対策が求められている。これらの問題を議論するためのワーキンググループを社内に設置したようです。

 

そもそも、個人的には「今更」と言う思いはありますが、早期に何らかの対策を行って欲しいものです。

加えて言うならば、今年からRoad to MotoGPとして開催されているmini GP World Series (ミニGPワールドシリーズ/ドルナスポーツ)からルールの徹底を行っていく必要があると思います。

 

日本で言えば、地方選手権、全日本選手権も時代の変化(クラスやマシンの仕様変化など)により、ルールとペナルティを考え直す時期なのではないでしょうか。

 

将来有望な若手ライダーのためにも、早急の対応が望まれます。

 

motogp.com/mini GP World Series

 

 

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Twitter <@kazuto_sakata>

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【MotoGP】ジュニアカテゴリーのレースは「かなり怖い」と、ロッシ。アグレッシブさの抑制必要と訴える <motoesport.com/10月2日配信>

 

バレンティーノ・ロッシは、Moto3やSSP300といったジュニアカテゴリーにおける攻撃的な傾向は、レースを極めて怖いモノにしていると語った。

 

 

9月下旬にヘレス・サーキットで行なわれたワールド・スーパースポーツ300(SSP300)のレース中の事故により、ディーン・ベルタ・ビニャーレスが弱冠15歳の若さでこの世を去った。これがきっかけとなり、こうした痛ましい事故を防ぐためにどうすべきかといった議論が活発化している。

 

現在MotoGP参戦ライダーの中でも最年長で、9度の世界チャンピオン経験者であるバレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)は、事故が頻発しているジュニアカテゴリーでは、黄旗ルールを徹底させる必要があると考えている。さらにロッシは、小排気量のカテゴリーで使用されるマシンの性能が近いことが原因ではあるものの、若いライダーたちのアグレッシブさをどうにかしなければならないとも訴えた。

 

「ヘレスで起きたことは本当に辛いことだった。そして、今年は既に3人のとても若いライダーたちの命が失われてしまった」

 

「僕らに何ができるだろうか?このスポーツで一番危険なのは、ライダーが転倒したときに、後続のライダーに接触してしまうことだと僕は思っている」

 

「(SSP300では)42人以上と、とても多くのライダーが参加していて、みんながとても接近した所を走っている。だからレースの状況はとても危険になっている」

 

「このタイプのクラッシュが起こるリスクは、とても高いんだ」

 

「僕らにまずできることは、後続のライダーがもっとイエローフラッグを尊重することだ」 

 

「ヘレスでのクラッシュの状況を正確には知らないけれど、ライダーはイエローフラッグを見たときには、できるだけ(前から)遅れないようにしていると思う」

 

「そこが改善できるひとつの部分かもしれない。ただここ数年、常に若いライダーがとても、とてもアグレッシブになっている。誰もが自分の限界以上の力を出そうとしていて、とても怖いよ。彼らは何が起こり得るのか、決して考えていないんだ」

 

「みんなが、モーターサイクルレースがとても危険なものなんだと覚えておく必要がある」

 

 また国際レベルのレースに参戦する際の最低年齢を引き上げるという案についての考えを問われると、ロッシは大きな違いにはならないだろうとコメント。実効性のある案としては、違反に対するペナルティを厳格にすることが考えられるとした。

 

「(年齢制限の引き上げは)解決策にはなりうるけど、最低年齢をひとつふたつ引き上げたとしても、大きな違いにはならないだろうから、難しいだろう」

 

「でもレースのコントロール……特にジュニアカテゴリーのとても若いライダーのレースは、より厳格して、コース上で起きることをより正確にフォローすることが必要かもしれない」

 

「誰かが何か危険な行為をしたら、より強いペナルティを与えるんだ。それが考えられる道かもしれない」

 

「僕らのスポーツは素晴らしいモノだし、みんながこのスポーツを愛していると思っている。でも常に他のライダーに対するリスペクトをもう少し持つことが必要だ。みんな前に行きたいのは分かるけどね」

 

「ふたつポジションを上げることよりも、もっと重要なことがいくつかある。それは自分、そしてライバルの安全であり、そういうことはこの先もっと強く発さなくちゃいけないメッセージだと思う」

 

arview.yahoo.co.jp