MotoGP/MotoGP開幕 | 坂田和人 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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2021年 MotoGPがスタートしました。

各クラス、昨年とは上位陣のメンバーが大きく変わり、2021年を予想するのが非常に難しいシーズンとなりそうです。

 

Moto3クラス

3/23のブログにも書きましたが、久し振りに今年はルーキーが活躍しそうです。そして2年目のライダーも調子が良さそう。またマシン変更したライダーの調子が良いのも注目すべき点となりそうです。

ホンダからKTMとなったJ.マシアが昨年同様に調子が良く、テストではコースレコド (2019 A.カネット1'04"561) を上回る1'04"263をマーク。もちろん、日本人ライダーに注目するのは言うまでもありません。昨日のフリー2で、鳥羽選手がトップタイム。コースレコードまで0.278秒差まで迫りました。

 

Moto2クラス

唯一、テストでコースレコードを上回るタイムが出ておらず、MotoGPクラスへステップアップしたライダーの穴埋めが出来ていない感じがします。

 

MotoGPクラス

DUCATIのJ.ミラーはテストでから1'53"183と非公式ながらコースレコード (2019 M.マルケス 1'53"380) を上回って絶好調。その他のDUCATI勢も調子が良いです。

昨日のフリー2で1番手にJ.ミラー (1'53"380。コースレコードまで0.007秒差) 、2番手にF.バニャイア(1'53"422)となり、ドゥカティは昨年までの不調が嘘のようです。その逆にKTMは苦戦を強いられています。M.マルケス不在のホンダも苦戦気味?!P.エスパルガロが救世主となるか。

今年も、風力パーツ、電子制御デバイスの変更をしたメーカーが多いようです。そろそろ、レギュレーションで更に規制がかかりそうかな。F1の流れにとても似ていますね。

 

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オフィシャルテストで投入された最新技術 <motogp.com>

最高峰クラスの6メーカーで開幕戦の舞台でイノベーションとアップデートをテスト。

 

 

最高峰クラスは、開幕戦カタールGPと第2戦ドーハGPの開催地、ロサイル・インターナショナル・サーキットで3月5日のシェイクダウンテストと6日からのオフィシャルテストを利用して、2021年シーズンに投入を検討する最新技術を駆使したマテリアルをテストした。

 

アプリリア
コンセッションの優遇を唯一受けるアプリリアは、『RS-GP』を総合的に刷新。2020年2月のオフィシャルテストで投入した90度V型エンジンの信頼性を高めるだけでなく、全ての回転域でより多くのパワーとトルクを提供。新しいシャーシ、新しい2本のエキゾースト、2タイプのエアロボディ、新しい形状のシートとテールユニット、そして、新しいカーボン製のスイングアームを投入して、アレイシ・エスパルガロが総合6番手に進出。
昨年投入したフロントのホールショットデバイスに加え、リアのホールショットデバイスを搭載。

 

 

ドゥカティ
2021年型『Desmosedici GP21』は印象的な新しいフロントのエアロウイングを搭載。最高速で非公式ながら次々に記録を突破して、トップスピード部門の上位を独占しただけでなく、ジャック・ミラーは総合1番手に進出するベストラップを記録し、レースシミュレーションでは最速ペースで周回。
テールとエキゾースト、ホイールカバーの形状が変更され、既に搭載されているリアのホールショットデバイスに加え、フロントのホールショットデバイスを新たに搭載。

 

 

KTM
コンセッションが剥奪されることから、信頼性の高いエンジンの開発が継続されただけでなく、鮫の歯形のようなデザインが印象的なエアロボディは細身となり、テールの形状が変更。『RC-16』は改良型のシャーシとカーボン製のスイングアームが搭載され、フロント用のホールショットデバイスに加え、今回リア用も初搭載。

 

 

ホンダ
準備された4機の2021年型『RC213V』には、新型のエアロボディ、新型エキゾーストが装着され、昨年型を含めて3タイプのシャーシを検証。ホールショットデバイスは、リア用に加え、フロント用を投入。

 

 

スズキ
チャンピオンマシンの『GSX-RR』には、多くの新しいパーツが準備されたが、それら多くを識別することは容易ではなかったが、2022年型のエンジンをテスト。カーボン製スイングアームを唯一使用せず、ホールショットデバイスはフロント用だけを継続使用。

 

 

 

ヤマハ
今年型のシャーシを投入して昨年型と比較検証を進めながら、改良型のスイングアームと若干のデザインが変更されたフロントフェアリングをテスト。ピットレーンレポーター、サイモン・クラファーが『ザ・ボールディング・マン(はげかかった男)』と称した根本的な新しいフロントフェンダーが『YZR-M1』に搭載。ホールショットデバイスはリア用を継続使用。