昨日、MFJロードレースアカデミー車両の掃除をしてて思ったことですが、もっと自分が乗るバイクを綺麗にして愛情をそそいで欲しい。(もちろん、しっかりとやっている生徒もいます。)
エアバックのハーネスを留めていた、ガムテープの糊が固まってベタベタorカチカチ状態。毎回しっかり掃除していれば、このようにならないはずです。
自分の乗るバイクを親任せ人任せでは、到底、走りに気を使えるようにはならないと思います。
私がバイクの清掃やステッカーの張替が面倒な訳ではないです。仕事と思えば、大したことではないからです。
私はGPでも、自分のバイクは自分で掃除し、全てのスポンサーのステッカー貼りをしていました。そう、125時代のバレンティーノ・ロッシも、自分でステッカーを貼っていました。
自分自身で綺麗にしているバイクであれば、転倒した時にその痛みを感じ、「次は転倒しないようにしよう」「無駄な転倒にしないためには」「転倒しないためにはどうするべきか」「メカニックに対しての感謝」「この失敗を生かして成績で返そう」などと色々考えるのではないでしょうか。(主観です。)
とは言え、生徒が転倒した際は、一番に心配することは怪我をしていないことです。
私が特別なのかもしれませんが、転倒した時は、体の痛みよりもバイクやヘルメット、ツナギの痛みの方を先に感じます。(骨折した時も。大腿骨を複雑骨折した時でさえ、ツナギ (レザースーツ) を切らずに脱がしてもらいました。)
バイク以外でも、ご自身で大切にしているものは、そういうものではないのでしょうか。
MFJロードレースアカデミーでは、物を大切に扱うように教えているつもりでしたし、株式会社和光ケミカル様から多くのケミカル用品 (洗剤・ワックス・パーツクリーナー・メカニックウェス・チェーングリスなど) をサポートして頂いてるので、いつでも使えるように置いてあります。
私達の教え方が足りないのか、教え方が悪いのか…。反省しています。
ちょっとしたことですが、自分自身で汗水流して働いたお金でレースをはじめた人と、そうでない人の差が出てしまうのでしょうか…。私と同年代のライダーは、皆同じことを言っています。(レース環境によりハングリー精神的なものが自然と養われたと思います。)
私がレースをはじめた頃は、お金と走行時間を無駄にしたくないため、1周でも多く走ろうと思い、スポーツ走行ではいつも一番最初のグループでコースイン出来るようにしていました。
もちろん、私が校長を務めるMUSASHI ハルク・プロ スカラシップやMFJロードレースアカデミーでは、そのようにしています。
そうするためには、「走行前にしっかりとした準備が必要」→「走行に対する段取りが良くなる」→「レースの組み立てが上手くなる」。
昔のライダーと今のライダーの違いは、こういったところにも出てきています。
10代の彼らには、自主性を求めるのはまだ無理なことなのかな…。彼らでは気付けないならば、もっと周りが教えるべきなのか…。でも、自主性を身につけてもらいたい思いもある。
しかし、テレビで見かけるオリンピックを目指している10代の選手とは、大きな隔たりを感じます。
貧しい中でレースをするのはとても大変なことですが、大変な思いをしないと学べないことってあるのかもしれませんね。。。(本心は、苦労しないで速くなれる方が良いですけれども。)
それとも、時代が変われば人も変わるのでしょうか。
「褒めて育てる」、私の時代にはなかった言葉ですね。
MFJロードレースアカデミーの理念。
子供達には、サーキット内のルールだけにはなく、団体行動の規律、挨拶、感謝の気持ちを持つことなど、社会的ルールも学んで欲しいと願っております。
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Twitter <@kazuto_sakata>
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MFJロードレースアカデミー は、MFJの『 感染症防止に関する競技会参加時の遵守事項 【ガイドライン】』に沿い、毎朝の検温、『新型コロナウィルス感染防止対策』の書類提出により開催されております。