MotoGP/オフィシャルテスト Combined/ロサイルインターナショナルサーキット | 坂田和人 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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MotoGPクラスのオフィシャルテストが、22〜24日にロサイル・インターナショナル・サーキットにて行われました。

 

トップのM.ビニャーレスから18番手のC.クラッチローまでが1秒以内という結果でした。リザルトを見る限り、今年もタイム差がとても少ないです。

 

M.マルケスは、最終日となる3日目に2台の20年型に加え、比較テストを目的に中上貴晶が使用する1台の19年型が準備されてテストを行ったようです。初日と2日目までは、かなり苦しんでいたようで、シーズンオフに肩の手術を行った影響もあったとは思いますが、マシン的にも色々な苦労が伺えます。それでも、最終日にはトップから0.291秒差の7番手までポジションを上げ、しっかりと間に合わせてくるあたりは、流石、世界チャンピオンのM.マルケスと言った感じです。

 

M.マルケスに次ぐ8番手タイムの中上選手も調子が良さそうですね。マルケスと同じくシーズンオフに肩の手術を行いましたが、3日目にペースを一気に上げてきました。このままの調子を維持し肩の調子が万全となれば、表彰台獲得に手が届くのではないでしょうか。

 

今年はミシュランタイヤが新型のリアタイヤを投入。「黒い魔物」と言われるタイヤが変われば、優位に立つメーカー、そうでないメーカーが出てくることもあるでしょう。

シャーシやエンジン特性に合う合わない、ライダーの好みに合う合わない、そういった可能性もあるでしょう。

その影響かどうかは分かりませんが、今年はドゥカティ勢が苦戦しています。

 

個人的には、Moto3時代から注目しているJ.ミルとF.バニャイア。おそらく、シーズン序盤でJ.ミルがA.リンスを上回る成績を残すと予想しています。

それと、Moto2時代から注目しているF.モルビデリです。

 

MotoGP界をけん引している、V.ロッシの調子が良さそうです。昨年は優勝のないシーズンとなりました。今年こそ、久しぶりの優勝を見てみたいですね。

MotoGP座談会のチャンピオン予想で、多くの解説陣がV.ロッシの名を書いていました。来季はサテライトチームからの参戦予定となるので、今年は正念場かもしれませんね。(21・22年のファクトリーは、ビニャーレスとクワルタラッロ)

 

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<以下、motogp.com

オフィシャルテスト~ビニャーレスが3度目の総合1番手motogp.com

 

ヤマハ勢がトップ3を独占した中、6メーカーがコンマ5秒差、トップ18が1秒差に接近。

 

<トップタイムをマークしたM.ビニャーレス/motogp.com>

 

最高峰クラスのオフィシャルテスト3日目、最終日は24日、ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、2日目3番手のマーベリック・ビニャーレスが ベストレースラップ(1分54秒927)と2年前の18年に記録されたテストベストラップ(1分54秒029)を上回り、オールタイムラップレコード(1 分53秒380)に接近する1分53秒858の最速度計を記録。最多の84ラップを周回して、昨年11月のバレンシア(オフィシャルテスト)、ヘレス(プ ライベートテスト)に続き、プレシーズンで3度目となる総合1番手に進出した。

 

2日目4番手のフランコ・モルビデッリは、0.033秒差の2番手。18時15分からは連続20ラップのレースシミュレーションを実行すれ ば、2日目1番手のファビオ・クアルタラロは、技術問題が発生したが、0.219秒差の4番手。18時49分から連続21ラップのレースシミュレーション を敢行した。

 

2日目9番手のバレンティーノ・ロッシは、0.474秒差の12番手。2コーナーで転倒を喫した後に連続11ラップのロングランを行った。

 

2日目2番手のアレックス・リンスは、連続11ラップのロングランを実行した後、タイムアタックで0.210秒差の3番手に進出。2日目7番手のジョアン・ミルは、0.271秒差の6番手。

 

1日目と2日目に転倒を喫して15番手だったジャック・ミラーは、0.247秒差の5番手。連続9ラップと10ラップのロングラップにも取 り組んでドゥカティ勢の最高位に浮上すれば、2日目8番手のアンドレア・ドビツィオーソは0.454秒差の10番手。2日目5番手のフランチェスコ・バグ ナイアは、連続19ラップのレースシミュレーションにトライして11番手。2日目16番手のティト・ラバットは15番手。2日目12番手のダニロ・ペト ルッチは16番手。2日目6番手のヨハン・ザルコは17番手。

 

2日目14番手のマルク・マルケスは、2台の20年型に加え、比較テストを目的に中上貴晶が使用する1台の19年型が準備され、61ラップ を周回。0.291秒差の7番手まで挽回すれば、2日目10番手の中上は、0.381秒差の8番手。2日目21番手のカル・クラッチローは18番手。2日 目19番手のアレックス・マルケスは21番手。

 

KTM勢は、2日目20番手のブラッド・ビンダーが0.425秒差の9番手に浮上。初めてのロングラン(連続13ラップ)にもトライすれ ば、2日目13番手のポル・エスパルガロは2コーナーで転倒を喫して14番手。2日目17番手のミゲール・オリベイラは19番手。2日目18番手のイケ ル・レクオナは15コーナーで転倒を喫して20番手。

 

2日目11番手のアレイシ・エスパルガロは、0.574秒差の13番手。連続13ラップを実行すれば、2日目22番手のブラッドリー・スミスは22番手だった。

 

最高峰クラスに参戦する11チームは、開幕戦カタールGPに参戦するために10日後の2月5日に再集結する。

 

<以下、Combined Standings Day 1-2-3>