R3 アメリカズGP/4月21日(土) 予選
70年目のシーズンとなるMotoGP。
第3戦 アメリカズGPの公式予選は3日、オースティンで行われました。
Moto3クラス以外は、DRYコンディションの予選となった。
Moto3 :WET→DRY/気温19度、路面温度20度 (WETからセッション残り15分でDRYへ)
Moto2 :DRY/気温22度、路面温度22度
MotoGP:DRY/気温22度、路面温度23度
以下、各クラスの予選リザルト
<Moto3 予選リザルト>
<J.マルティン/GP4年目、10度目となる通算P.P.獲得/motogp.com>
■ Moto3クラス
予選残り15分ほどで路面がDRYへと変わった。前戦のアルゼンチンGPとは逆のコンディション変化となった。完全DRYとなったFP3のタイムには及ばなかったものの、マルティンが5周に渡りタイムを削り、ラストラップは、2位に0.496秒差をつけてトップタイムをマーク。昨年11月の最終戦バレンシアGP以来、通算10度目となるP.P.を獲得した。
「2月15日のブログ」でも書きましたが、今シーズンのMoto3は、アルボリーノ、ベツェッキ(マヒンドラ→KTM)、ダラ・ポルタといったライダーが飛躍の年となりそうです。
またルーキー勢の注目ライダーは、フォッジャ、真崎選手ですね。
鈴木竜生 … 4番手。R1での怪我も癒え、自己ベストタイとなる4番手スタート。
佐々木歩夢 … 8番手。予選で今週のベストへポジションアップ。
眞崎一輝 … 27番手。初めてのコースで、コンディションに翻弄された。
鳥羽海渡 … 28番手。初日の出遅れを巻き返すことが出来ず。
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<Moto2 予選リザルト>
<A.マルケス/P.P.獲得/motogp.com>
■ Moto2クラス
長島哲太 …26番手。
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<MotoGP 決勝スターティンググリッド/Revised>
<MotoGP 予選リザルト>
<M.マルケスのグリッド降格によりM.ビニャーレスが1番手スタート/motogp.com>
■ MotoGPクラス
M.マルケスは、予選2の13コーナーで週末2度目の転倒を喫した。その後、バイクを乗り換えて
トップタイムをマークして6年連続のP.P.獲得。ここまでは、さすがマルケスと思われるシュチュエーションだった。
しかし、バイクを乗り換えた後、
M.マルケスの低速走行が原因となり、M.ビニャーレスのタイムアタックに影響を及ぼしたことから、FIMスチュワートパネルからグリッドポジションを3つ降格するペナルティが課せられた。<motogp.com>
しかも、予選前に、唯一の懲戒機関であるFIMスチュワートパネルから、「罰則を課す際に、より厳しいアプローチを採用する」と言う通達があった。。。<motogp.com>
マルケスのスロー走行は、明らかにビニャーレスのレコードラインを塞ぐ走行ラインだった。
日テレジータスで、MotoGP解説の宮城光氏も「ギリギリアウト」と放送中に断言するほどだった。
MotoGPは、二輪の最高峰となる世界選手権。その世界チャンピオンでもあるM.マルケスだが、前戦で3回のペナルティ、そして今回の予選でもペナルティが課せられ、既に今季4度目のペナルティとなり、チャンピオンとしての品格が問われる予選だったように感じた…。
他の世界選手権レベルの競技において、これほどペナルティを受ける優勝選手や世界チャンピオンがいるのだろうか。
誰もが認める速さと強さを持つライダーなだけに、とても残念でなりません。
中上貴晶 …13番手。ルーキー勢でトップタイムとなる13番手。
予選1で3番手タイムとなり、惜しくも予選2への進出とはならなかった。