R11 オーストリアGP/8月13日(日) 決勝
決勝レースは、全クラスがドライコンディションで行われた。
以下、各クラスの決勝リザルト
<Moto3 決勝リザルト>
<J.ミル/今季7勝目を挙げて、今大会もランキング2位とのポイント差の拡大に成功/motogp.com>
<WORLD STANDINGS/motogp.com>
■ 予選10番手のランキングトップのミルは、スタートで出遅れてオープニングラップは12番手。2Lap目以降から徐々にポジションを上げていく。迎えた7Lap目にミルがトップに立つとレースペースが上がり、ミルがレースを引っ張って行く。
2番手争いは熾烈になるが、それを尻目にコンスタントに1分37秒台フラットでラップを重ね、レース後半は1分36秒台にタイムを上げて後続との差を4.5秒とその差を広げる。
レース終盤、ミルはペースを落としながらも、後続との差を3秒としてトップでチェッカー。
13台による激しい2位争いは、エッテルが制して今季初表彰台。3位には2レース振りに復帰したマルティンが入った。
27番手スタートの鳥羽海渡は、15位となりR2アルゼンチンGP以来のポイント獲得となった。
26番手スタートの鈴木竜生は、アントネッリに追突して転倒リタイア。
18番手スタートの佐々木歩夢は、ポイント圏外の18位完走。
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<Moto2 決勝リザルト>
<F.モルビデリが今季7勝目を挙げてランキング2位とのポイント差の拡大に成功/motogp.com>
<WORLD STANDINGS/motogp.com>
■ 予選2番手でランキングトップのモルビデリは、1ラップ目から積極的にレースの主導権を握ってレースが進行して行く。その背後にルティーとマルケスが続く。
ルティーが3コーナーでモルビデリのインに飛び込むが、ワイドラインとなりモルビデリがクロスラインで立ち上がる。このタイミングで、モルビデリが僅かに差を広げると、マルケスとルティーは最後までこの差を縮めることが出来ずにチェッカーとなった。
モルビデリは、2戦ぶり7度目の優勝を挙げ、タイトル争いのライバルたちに対して、ポイントアドバンテージを広げた。
3番手スタートマルケスは、1.312秒差の2位に入り、今季5度目の表彰台を獲得。
5番手スタートのルティは、2.544秒差の3位に入り、今季9度目の表彰台を獲得。
12番グリッドの中上貴晶は、ルーキーのビンダーを抑えて8.827秒差の6位。
20番グリッドの長島哲太は、スタート直後の1コーナーで発生した多重クラッシュを回避するためにコースアウトを強いられ21番手に後退したが、その後9台を抜いて今季の最高位となる12位に進出。
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<MotoGP 決勝リザルト>
<A.ドビツィオーゾが今季3勝目/motogp.com>
<WORLD STANDINGS/motogp.com>
■ スタート良く飛び出したロレンソが、レース序盤は後続を引き離しに掛かる。
しかし、周回を重ねる度にその差を徐々にマルケスが縮めて行く。
迎えた12Lap目にマルケスがトップに立ち、そのまま後続を引き離しに掛かるが、ドビツィオーゾのみがマルケスに食らいつく。
レース中盤まではマルケスが有利と思われたが、レース後半になるとドビツィオーゾの走りが安定してくる。
その後、数周に渡りマルケスとドビツィオーゾの激しいトップ争いが繰り広げられた。
そして、22Lap目にはドビツィオーゾがトップに立つと、最終ラップの攻防も制して、今季3勝目、最高峰クラスで4勝目、キャリア通算14勝目を挙げ、ランキング2位に浮上した。
マルケスは、0.176秒差の2位に入り、5戦連続7度目の表彰台を獲得。
8番グリッドのペドロサは、2.661秒差の3位に入り、3戦連続7度目の表彰台を獲得。