今週末は、R17 MotoGP マレーシアGP の併催として、アジア・タレント・カップ マレーシア大会 (Race11/Race12)の第6戦となる最終戦が、セパンインターナショナルサーキットにて開催されます。
小椋藍選手は中国大会終了時点でランキング4位でしたが、前戦の日本大会のRace9で3位とRace10で優勝を飾りランキング1位へ大きくジャンプアップしました。
<Race10で3勝目を挙げて現在ランキングトップ/小椋藍選手>
山中琉聖選手と國井勇輝選手は、2015 MUSASHI スカラシップの生徒。小椋藍選手は、筑波選手権でアドバイスを行ったこともあります。
小椋藍選手のシーズン後半からの成績とレース後半での粘り強さとても素晴らしかったです。ツインリンクもてぎでのブレーキングは、他を圧倒する強さがありました。
山中琉聖選手は、Race9での4位、Race10で2位表彰台となったものの、レースでの駆け引きに大きな課題を感じました。ここまで優勝がないため、Race7での転倒ノーポイントが大きく影響してしまってます。勝ち急ぐ必要はないですが、レースので流れを瞬時に見極める必要があると思います。
國井勇輝選手は、1年目の挑戦ながらRace9で完璧なレース運びで今季2勝目を飾りました。しかし、続くRace10では転倒してしまいました。転倒によりチャンピオン獲得は難しくなってしまいましたが、来年もアジア・タレント・カップに参戦するのであれば、チャンピオン争いを牽引ライダーとなるでしょう。
ツインリンクもてぎで、彼らの成長した走りを見ることが出来て良かったです。今後、更なる彼らの活躍に期待したいです。
<日本大会Race9で今季2勝目を飾るもRace10で転倒/國井勇輝>
日本勢のランキング
ランキング1位 ♯9 小椋藍 (Race1・7・10で3勝。6度の表彰台) 160P
ランキング3位 ♯12 山中琉聖 (2位4回/3位1回の5度の表彰台) 144P
ランキング6位 ♯5 國井勇輝 (1年目ながらRace8と9で2勝を挙げる) 119P
ランキング7位 ♯2 真崎一輝 (2位1回、3位2回の3度の表彰台) 114P
ランキング8位 ♯15 川崎祥吾
ランキング9位 ♯19 菅原陸
ライダープロフィールは、<こちらをクリック>
<2016 ランキングポイント表>
2014年のアジア・タレント・カップは、鳥羽海渡選手がチャンピオンを獲得。
2015年のアジア・タレント・カップは、佐々木歩夢選手がチャンピオンを獲得。
2016年のRed Bull Rookies Cupでチャンピオンを獲得した、佐々木歩夢選手は、MotoGP マレーシアGPが開催さる前日の10月27日には、2017年 MotoGP 世界選手権 Moto3クラスへの参戦が発表され、今回のマレーシアGPはバスティアニーニの代役として参戦しています。
アジア・タレント・カップにて、3年連続で日本人ライダーがチャンピオン獲得となるのでしょうか。
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<アジア・タレント・カップとは>
アジア・タレント・カップは、車両はNSF250R、タイヤはダンロップのワンメークレース。
「アジア・タレント・カップ」という名前の通り、アジア人ライダーのみの参戦 (21人) となっており、今年は10代の日本人ライダーが6人参戦しています。
<21人のアジア人ライダーが参戦>
アジア&オセアニア地域におけるヤングライダーの発掘育成を目的に開催されてます。
ここで認められると「FIM CEV Repsol Moto3ジュニア世界選手権」へと参戦していきます。その先には「MotoGP 世界選手権 Moto3クラス」へと続いていくのです。
<車両はNSF250R、タイヤはダンロップのワンメークレース>