9日13日は、栃木県にあるツインリンクもてぎにて、
「第6回 ハルク・プロ MUSASHI スカラシップトレーニング」のお仕事でした。
8月26日の第5回は、青山インストラクターが海外出張で不在でしたが、今回はレギュラーインストラクターが揃って行いました。
スカラシップ生は3人で、インストラクターは、青山博一、小山知良選手、私を含めた3人です。
第5回は、台風9号の上陸前日という天気予報でしたが、迷走するブーメラン台風のお陰で天気予報は外れて、残暑厳しいとても暑い一日となりました。
今回は、天気予報がピタリと当たり、朝から雨が降っていました…。
<時折激しい雨が降っていました>
南コースは一般道路と同じアスファルト舗装と白線を使用しているため、あまり雨量が多いと2輪の場合はとても滑りやすくリスクが多くなるため、雨量を見ながら室内トレーニングに切り替えました。
南コースにあるミーティングルームで、青山インストラクター主導で室内トレーニング開始。
<ストレッチ/イントラ (手前3人) の方が真面目にやっているように見えるのは気のせい?!>
<腕立て/ストレッチ後は筋力トレーニング>
<腹筋・背筋、腕立などを中心に行いました/この状態で1分間の静止を3セット>
柔軟体操、筋力トレーニング後は、バランスボールを使って体幹トレーニングを行いました。
トレーニングを行って分かったのですが、腹筋と背筋が足りない生徒が多かったです。バイクを乗るには、腹筋と背筋の筋力はとても重要です。
一般的に見てもライディングフォームに問題のある人は、腹筋と背筋が足りない人が多いですね。
バランスボールを使ったトレーニングでも、体幹が弱い生徒も多かったです。
ちなみにイントラは全く問題ありませんでした。
<バランスボール/この状態から手を叩いて腕立へ>
結局、雨は小雨になることもなく降り続け、南コースは水の膜で覆われてました…。
そのため、走行中止を決定して室内トレーニングをみっちりと行いました。
<南コース/完璧なヘビーウェット>
昼食を挟んで、午後の走行前には雨足は弱まり、フルコース走行を2本行いました。
午後、1本目のフルコース走行は気温22度 路面温度29度とまずまずのウェットコンディション。
スカラシップ生の全員が、この車両で始めてのウェット走行となりましたが、午前中の柔軟体操とトレーニングの成果があったのか、1本目の走行から力みがなく良い形でのスタートを切れました。
<ウェットになるとほとんど貸切状態のフルコース走行>
<ウェットでのスカラシップ生の走り/1号車>
<ウェットでのスカラシップ生の走り/2号車>
<ウェットでのスカラシップ生の走り/3号車>
午後、2本目のフルコース走行は「気温23度 路面温度27度」、ウェットパッチが残り、V字コーナーは全面ウェットというコースコンディションでしたが、良い練習が出来ました。
<スカラシップ生1号車とインストラクター(坂田)>
<前からスカラシップ生→青山インストラクター→スカラシップ生→小山インストラクター>
今年のスカラシップ生の中から2名が、アジア・タレント・カップの1次書類審査を通り10月後半の2次実技審査を受けます。
当然、良いタイムも必要ですが、それだけで選ばれるものではないので、スカラシップで学んだことを思い出しながら走ってもらいたいです。
10月はMotoGP 日本GPが、ツインリンクもてぎで開催されるため、GP開催前のコース・パドック整備やブース・スタンド設置、GP開催後にはそれらの撤収作業等により、ほとんどの日程で走行時間が取れませんでした。
次回のスカラシップトレーニングまで少し時間が空きますが、各々でしっかりとトレーニングを積み重ねて下さい。